悠久の時の流れの中で
中国奥地の自然の中で野生として生きるパンダ。
本書は、中国の写真家、探検家のケレン・スー氏が捉えた野生のパンダの写真集だ。
川べりの石に腰掛けて笹を食むパンダ。
木の枝でふざけるパンダ。
雪の中で笹をたべるパンダ。
野生の生態をとらえた写真には、どれもかわいらしくてひょうきんなパンダが活写されている。
2004年中国政府が行った調査では、現在中国には1750頭以上のパンダが生息しており、そのうち161頭が人間の保護下(?)にあるという。このほか23頭が欧州、日本、アメリカなどに貸し出されているんだとか。
雲南省でみつかった化石によると、パンダは、700-800年前も前から生きているのだという。生きた化石ともいえるこの愛くるしい動物は、地球上を流れる時間をゆったりと生きている。
上野動物園にいるパンダではなく、中国の野生のパンダがみたくなったなー。
2008年、チェロ・コンサートのついでに、パンダに逢ってくるか。猫笑
★★★★+大熊猫
・動物園へ行く予定の方
・パンダに興味ある方
・動物が大好きという方