10分間の魅力
人前で話をするのはそれなりの準備がいる。
本書は、大勢の前で話をするとき、10分間ひきつけられれば大丈夫。だからそのためのコツを身につけようというもの。
原稿用紙も10枚かければ最初のカベが乗り越えられる。話をするときも最初も10分を乗り越えたら、みんな聞き入ってくれる。
ま、そういうことだね。
で、どんな工夫がいるかというと・・・次の3つ。
ネタ主義―話す前の準備
テーマ主義―何を話すか
ライブ主義―話す現場で何をやるか
やはり、常日頃から人に話せるネタをたくさん仕入れることが大事。とくに感動する話なんかは、メモっておくといいねー。(きのうは、感動で涙を流す話を2つも聞いた)
何を話すかというテーマを整理することも大事だね。それから、話している最中に聞いてる人がどう反応しているかをよく観察して、これがダメならアレでいくか・・みたいなライブ感もいる。
どれもやはり場数が物をいう。機会は多いに利用したいもの。
さて、人をひき付け納得性の高い話をする練習でもしますかね。
本を読む前に、こんなことを考えてみるのも面白い。
人を10分間ひきつける方法か・・・うーむ、どんな内容なのかなぁ、どういう展開や構成なのだろうか・・・・、ちょっと自分でも考えてみるか・・・・えーっと、だいたいこんなところかなか・・・さて、では読んでみるか。
つまり、自分も著者になったつもりで中身を先に考えてみるのである。斎藤さの本を読んだことがある人なら、いろいろ想像できることもある。帯のヒントも参考になる。
こんな「先読み」も楽しい。いつか僕も著者になるときの練習として・・・。
★★★★★+ネタxテーマxライブ
・共感を呼びスピーチをしたいと考えてる方
・近々、大切なプレゼンをひかえている方
・話す力をアップしたい方