峠のこちら側で、我慢して待つ。
ドラゴン桜シリーズは、超お薦めコミックだ。
おバカが集まる龍山高校が倒産の危機に陥る。債権整理にやってきた弁護士桜木は、ふと気を変えて高校再建に燃える。一年以内に東大生を一人出して学校を超進学校にするという・・・。特別進学クラスに集まった水野と矢島が、英語の川口先生、国語の芥山、物理の阿院、数学の柳などから特訓を受ける。毎号、たくさんの気づきと元気をもらえるところが素晴しい。
さてこの巻は、英語の川口先生のヒラリング強化レッスンから始まる。
最初のレッスンは、「英語は聞くな!」というもの。えっ?となるが、理屈はむやみに浴びるようにきいても脳が活性化されていないとお経を聞くようなもので効果が少ない。それより「追い読み」が一番だという。
英語を聞くだけだとさ、受動的で脳は活発には働かない。
読むことは能動的だから脳に強く働きかける
特にしっかり音読はね。
なるほどー。
そのほか「お金に対する認識」「直感的思考と論理的思考」の違い、生徒のやる気を高めるコーチング技法(承認と確認)など、盛りだくさんの内容がある。
ホメ方テキニック10か条などは、ビジネスでもまったくそのまま使える。先日、藤井孝一さんと対談したとき言ったように「ドラゴン桜」はやはり、ビジネス書である!
昨日の夜(金)は、TBSのドラゴン桜の最終回だった。なかなか感動的な最終回だった。マンガとドラマは若干違いがあるが、十分な迫力で気づきと感動を与えてくれた。
6人の受験生たちは東大入試に臨む・・・さて結末は・・。
最終回、桜木先生のセリフは思わずメモをとった。
大半の連中がチャレンジもせずに東大を勝手にあきらめ
勝手にコンプレックスを抱いている。
いいか、世の中に越えられない壁なんてないねぇんだ。
だからおまえら、どんなことにもできないなんていう先入観を持つな!
僕らの頭の中には、子供の頃から知らない間に植えつけられてしまったガラスの蓋がある。ノミの話をよくセミナーでするが、無意識のうちに自分の能力にフタをしてしまっている。だからチャレンジもしないままあきらめていることがあまりに多いのではないか・・・最近、そんな気がする。だから、ドラゴン桜に登場した言葉は、つよい共感を覚えた。
「バカはちまき」=「ガラスの蓋」ってことだね。
桜木の言葉が続く・・
おまえは、自分信じる道をまっすぐまよわず突き進む能力はある。
入学試験の問題には正解は一つしかない。
だがな、人生には正解はいくつもある。
おまえら生きることに臆病になるな!
TVドラマだけどDVDにしてくれたらいいねぇ。買うよ!
★★★★★+ホメ方
・何かを変えてみたい方
・企業変革に興味ある方
・燃えるのが大好きという方