穴は埋めたくなる!
最近、セミナーやコーチングなどで、マンダラートをよく使う。
3x3=9個のマスを書く。真ん中のマスにテーマを書いて、まわりの8つのマスに関連すること、要因、必要なこと、解決法などを埋めていく。
本書はマンダラートを編み出した今泉さんが、その使い方やナゼいいのかなどについて紹介した本である。なかなか奥深いものがある。
9つのセルは、真ん中の一つのセル+まわりの8つのセル。セルの切り方はほかにも12とか16とかあるのに、なぜ8つなのか・・・。それは人間の情報処理能力にも関連しているらしい。人が一度に認知できる方向は8方向がせいぜいだし、また記憶の数も8つがいいところ(電話も8桁だねぇ)。だから、この8セルというのはなかなかいい線らしいのだ。
で、例えば真ん中に「わが社のビジョン」とか「僕の夢」とか「セミナーで何を話すか」といったテーマを書いて、まわりの8セルにいろいろ書き込むのである。すると、関連性、原因と結果、絞込み・・・など様々な脳みその働きを感じながら埋めていくことになる。その脳内化学反応を活性化させる思考ツールがこのマンダラートというわけだ。
一度やってみると病みつきになるかも・・・
同時に、マンドマップとマンダラートの違いは何か・・・みたいなことを考えるのも楽しい。
マンダラートの入り口としてお薦めの一冊。
著者のサイトはこちら:
http://www.mandal-art.com/
フリーのウエブソフトもいろいろあるようだ。
http://www.sepata.com/ (このサイト繋がりにくいのだが。。。)
何でも、これは面白そう!と思った「新しいやり方」は試してみるに限る。実際に試して、よさそうだったら、理屈や理論はさておき使い倒したほうが自分のためになる。
とにかく使ってみる・・・これこそが、成長の秘訣。
さ、そんじゃいってみようか。
★★★★☆+新しいやり方
・思考法をためしたいと考えてる方
・マスを埋めるときワクワクする方
・考えるのが大好きという方