2005年09月06日

地球のなおし方 ~ ドネラ・H.メドウズ/デニス・L.メドウズ +100歳

こちら地球。まだギリギリ間に合います!

書籍情報

地球のなおし方
地球のなおし方
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デニス・メドウズ 枝廣 淳子 ドネラ・H.メドウズ
ダイヤモンド社 (2005/07/15)
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本のひらめき

僕らは星の子。宇宙の子。そして美しく青い地球の子。

40億円ほど前に生命が誕生し、幾多の変遷をへて、人類が生まれた。人類はこれまで地球に育まれながら、たくさんの「悪いこと」をやってきた。意識的、無意識的にいろんな負担を地球にかけつづけてきた。

それがいったいどのくらいか・・・?

本書は、『エコロジカル・フットプリント』という概念を教えてくれる。地球一個が人類を養える扶養力を1として、今どのくらいか・・というのを示すものだ。

なんと1980年のちょっと前から扶養力を超えて、地球は苦しそう。現在、20%くらいオーバーしているらしい。

その結果、南極の氷が溶け、オゾン層がやぶれ、珊瑚が白化し、酸性雨が降る。

京都議定書もあるが、それで解決というわけではない。

本書は、地球が限界を超えている現状をシステムとして捉え、さらにどうしたら改善できるかのシナリオを提示している。

子供の数を減らすこと(日本だけ局地的にみると増やす必要があるけど)、さらに、自分達が求める物質的な生活の質も、あるレベルで押えようと決める、そして、汚染を取り除く技術、土地を保全する技術などでようやく地球を救うことができるようだ。

「私たちは、運命の決まった未来に直面しているのではなく、 選択を目の前にしているのです」

という言葉が重い。

星の子として、そろそろ目覚めるときか!


僕の思いつき

人類が、地球という星に存在する間、悪いことばかりしているわけにはいかない。そろそろ、見直す時期がきた。

何かできることはないか、考えてみよう。

電気を消したり、コピーを減らしたり、ゴミを減らしたり・・・を単に節約とかコスト削減とか、あるいは会社の指示でやるとかいった後ろ向きの感覚でうけとめるのではなく、地球を救うんだ!という高邁な思想をもって取り組んだら、きっと楽しいね。

今日の本は、そんな気付きを与えてくれるね。

会社に「コスト削減活動」があったら、名前を変えてみよう。我が社は「地球を救う活動」にマジに取り組んでおります・・・って。


オススメ度

★★★★☆+扶養力

読んで欲しい方

・地球を大切にと考えてる方
・エコに興味ある方
・緑が大好きという方

Posted by webook at 2005年09月06日 10:04 | TrackBack