あ、こんなんが欲しかった!
マーケティングというとやれ4Pだの、5フォースだの・・・いろいろなフレームワーク解説のオンパレードという感じがある。
本書は、なじみのある商品や企業のケースをもとにマーケティングのツボと実践方法をやさしく解説してくれるとてもお薦めの本だ。
コーヒーのBOSS、本田のオデッセイ、iPod、ポカリスエットなどの事例をひもときながら、ナルホド~というマーケティング講座が展開されている。
最後のPART5では、サントリーのDAKARAを例に、実際のマーケティング活動の流れにそって、何を、どんな順番に考えて、意思決定していくのかを演習する。設問、考え方のヒント、答えと解説があり、なかなか楽しい。
マーケティングを楽しく学べ、つかってみたいな・・というモチベーションを上げてくれる本だ。お薦め!
そもそもマーケティングとは何か・・という冒頭に、セオドア・レビットの言葉が紹介されている。1/4インチのドリルの話だ。
人は、1/4インチの穴が欲しいのであって、1/4インチのドリルを買い
たいわけではない。これこそがマーケティングの視点なのだ。
自社製品について、こういう喩えをいろいろ考えてみよう。
お客様はxxxxが欲しいのだ。
OOOOを買いたいわけではない。
みたいに。
★★★★★+感性とロジック
・マーケティングって何なのと問われている方
・マーケティングに興味ある方
・考えるのが大好き!という方