魂の自由を・・
メメント・モリという言葉を知ったのは、田坂広志さんの講演会だった。その時感じたのは、生死観を持つということは生きる姿勢が変わる・・・ということだった。
ずっと記憶の底にあった言葉が、ふと立ち寄った本屋にあった。それがこの本。
1983年に第一刷された本で、本書は新装版23刷となっている。
生と死を考えさせてくれる写真と短い文がある。
メメント・モリとは中世末期の欧州で盛んに使われたラテン語の宗教用語だという。当時、ペストがマネンし、生が刹那、享楽的になった時代だったという。
いくつかの写真はかなりショッキングなものがある。
犬に食べられているニンゲンの死体・・
火葬されているニンゲンの死体・・・
などなど。
しかし、本書は死をテーマにしているのではなく、そこから生の意味を考える
たり感じたりする本だろう。
死は生の水準器のようなもの。
死は生のアリバイである。
とある。
心と体が元気なときに読まれたい・・
たまたま今日、こんな言葉に出会った。
明日死ぬかのように行きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい。
(マハトマ・ガンジー)
生きるために、死を考えてみるのもいいかもしれない。
★★★+生と死
・生と死について考えたい方
・生きる意味をみつめたい方
・命の重さを感じたい方