マジ、世界一わかりやすい!
世界一、というタイトルに遜色はまったくない。これまで読んだ株の本に比べとても面白く、そして納得と発見の楽しみがある本だ。
株は情報の先読み能力が問われる。ある情報があってもそこから何を読み取り判断するか・・・というところがポイントだ。
本書では、日経新聞や日経産業新聞などの記事を参考に、これを読んで株式への影響を考えてみよう・・・といった実践演習がある。
これが、とても面白い。
TVのCMなども情報をどうとらえ判断するかという点で、株にとって興味ふかい素材である。
本書は、『株式投資の基礎や考え方をもっとも分り易く解説する本』であり、『日々の情報を自分自身の力で判断できるように訓練するための本』でもある。分り易くて面白い、そして、なおかつ深い。
先日の渋井さんの本「渋井真帆の日経新聞読みこなし隊」でもそうだったが、ふだん目にする情報に対してどれだけ鋭い感性をもてるか、自分の頭でどれだけ考えられるか・・・が、株式投資(特に個人投資家)においては重要だ。
今日知った情報からどれだけ先読みするか・・・意識的に行なってみたい。
たとえば今日の日経では、『鳥インフルエンザに米国が非常に強い危機感をもっている』といった記事があった。あと1,2ヶ月で冬になり、世界的に猛威を奮うようなことになれば、SARS禍のようなこともおきうる。そうなるとワクチンなど製薬関係の企業が一躍注目(株高)になる・・ということも起きそうだ・・・などなど。
ちょっと先を読む・・・って面白いかも。
★★★★★+見通し力
・株式投資を始めたいと考えてる方
・経済動向にに興味ある方
・先読みや予測が大好きという方