ブランドを感じる
TVでも雑誌でもビジュアルの威力は大きい。だからブランドといえば、視覚というのが真っ先にくる。コカコーラは赤、ベンツはあの独特のマーク等々。
その次は、聴覚。耳である。インテル入ってる、この~木なんの木気になる木、など耳にのこる音楽やフレーズなどがある。
ブランドに関して、従来はここまでで十分だったという。
本書は、これら視覚と聴覚を中心にした従来の伝統的パラダイムを越えた五感を刺激するものを目指そうという内容だ。
嗅覚に関する気づきが本書を書くきっかけになったという。
ある街を歩いているときふと匂ってきた香りが瞬時に子ども時代にワープさせたからだ。
香りもうまく活用している企業としてシンガポール航空が上げられている。
独特のアロマを乗務員の使う香水にいれ、おしぼりにブレンドし、シンガポール航空のすべての機内にスプレイされたという。そのアロマは特許権も持つらしい。シンガポール航空、やりますね。
本書では、視覚、聴覚のほか3つの感性(嗅覚、皮膚感覚、味覚)をくわえた5Dブランドを考えようといものだ。
多くの企業はヴィジュアルに頼りすぎているという。フォーチュン500企業のウエブサイトでも、わずか9%しかオーディオの力を利用している企業はないという。
ポルシェは、ポルシェの音を商標化すべきだった、モトローラは携帯電話の着信音を商標化すべきだった・・・など問題を指摘している。音に対する取り組みはまだまだらしい。
視覚、聴覚に加え、嗅覚、皮膚感覚、味覚の合計5つの感覚をホリスティックにうまく利用するのがよいらしい。
自社がもっているブランドで、そういうものはどの程度活用されているだろうか。なければ、どんなやり方があるだろうか。ちょいと考えてみたい。
★★★★+5Dブランド
・自社ブランドを検討したいと考えてる方
・嗅覚に興味ある方
・音楽大好きという方
私も先週末、衝動買いした一冊です。
以前ネーミングの仕事をしていたときに
音について調べたときに発見したページです。
★Onsonic(音相システム研究所)
http://psai.dice.co.jp/onso/kaiseki.cgi
ちょっと前は、もう少し詳細まで分析できた
のですが、今は体験版になって少ししか使え
ませんが。。。