めっちゃくちゃ・・・泣けます。
かつてB&Bという漫才コンピで80年代の漫才ブームを巻き起こした著者は、こんどは涙と笑いの素敵な本を私たちにプレゼントしてくれた。
読んでいてなんども泣いた。自宅にいたので子どもたちに分らないようにこそこそと読んだ。汗;
昭和33年、まだ8歳の少年昭広(島田さん)は、佐賀県に住む母方のおばあちゃんちに預けられた。広島から汽車にのって遠くまで行った先にはとんでもなく貧乏な生活がまっていた。しかし、その家には妙に明るい貧乏があった。本書には中学を卒業するまでのエピソードが綴られている。佐賀に住んでいたおばあちゃんこそ、「がばい(すごい)」ばあちゃんである。
佐賀のど田舎にあるばあちゃんの家。貧しいながら豪放磊落に暮らすおばあちゃんは、著者の人生に大きな影響を与える。
おばあちゃん語録は素晴しいものがいっぱい。
「貧乏には2通りある。暗い貧乏と明るい貧乏。」
まさに明るい貧乏の極地をゆくがばいばあちゃん。学校の勉強についてこんな会話が紹介されている。
ばあちゃん、英語なんかさっぱり分らん。
じゃあ、解答用紙に「私は日本人です」って書いとけ
漢字も苦手で・・
「ぼくはひらがなとカタカナで生きてます」って書いとけ
歴史も嫌いでなぁ
歴史もできんと? じゃぁ「過去にこだわらいません」って書いとけ
実際にやった昭広は・・・それをやって殴られたとか。
運動会にお弁当を取り替えてくれた学校の先生、豆腐屋さん、野球部の仲間などたくさんのエピソードで泣いてみよう。
本書は映画化が決まっている。これは絶対おすすめ。来週公開だそうな。
がばいばあちゃんの情報はこちらに:
http://www.gabai-baachan.com/index.html
ジェイカレッジに洋七さん、ジェイカレッジにきてくれへんかなぁ・・。
★★★★★+明るい貧乏
・感激してみたいと考えてる方
・B&Bに興味ある方
・泣ける話が大好きという方