2005年10月29日

仕事に克つ論理力 ~ 米谷達也

論・析・解・現

書籍情報

仕事に克つ論理力―東大合格請負人の思考プロセス
米谷 達也
ライブドアパブリッシング (2004/10/25)


本のひらめき

ロジカルシンキングの本である。それをあえて論理力と日本語にしてあるところがいい。論理的にものごとを考え、理詰めで思考を進めることは、ビジネスの世界では必須である。しかし、ビジネスでは様々な要素が曖昧だったり、未知数だったりする。そういう条件下でも論理的にものごとを判断しないといけないというのは明らかだ。(よのなか、わからないから・・・考えない・・という思考スタイルが、実は結構多かったりする)

論理的な力をつけるためには次の4つの能力がいるという。

 推論力~現状の目標の差をうめるために何をすればいいか作戦をたてる力
 分析力~今、問題になっていることは何か、何をすべきかを把握する力
 読解力~相手が望むことを素早く的確に理解する力
 表現力~人に依頼や、指示を的確にし、また依頼者に結果報告をする力

それぞれの力の項目では、なぞなぞのような問題が提示され、その解説がつづく。

予備校と法科大学院の名物講師の講義を聞いてみよう。


僕の思いつき

ドラゴン桜で、最初に登場するのが伝説的な数学の先生だった。その先生が、大切なのは国語力だみたいなことを言っていたように思う。

問題の出題者が何を考え、訴えているのか・・・推理し分析し読解し、そして答えを表現していく。

東大合格請負人は、やはり同じ思考なのか・・・。笑

ビジネスシーンで必要な「ほにゃらら力」 というのは、ほかにも考えられる。別のものをいろいろ考えてみるのもいいね。

 受容力
 忍耐力
 賞賛力
 笑飛力
 異端力
 現場力
 馬鹿力
 持上力
 念出力
 触媒力

なんてね・・・



オススメ度

★★★☆+共通言語

読んで欲しい方

・ロジックの達人になりたいと考えてる方
・論理力に興味ある方
・理詰めに話すことにこだわりのある方

Posted by webook at 2005年10月29日 16:52 | TrackBack