素敵なコンセプト
オムロン。http://www.omron.co.jp/index2.html
実は、この会社には毎日お世話になっている。万歩計とJRの自動改札である。
立石一真氏(著者の父)が創業したのは1933年。オムロンという社名は京都の御室という地名に由来する。
グループ連結6000億円の大企業は、実は120のニッチ事業の集合体だという。“企業は社会の公器である”という考え方を約45年前から掲げて、社会に貢献することを目指している。
本書は、二代目社長である著者が、オムロンのめざすものを語り起こしたもの。
企業理念、時代認識、人の育成と個人に期待するもの・・・など、この会社の目指しているものが解説されている。
農業社会→工業社会→情報化社会→最適化社会→自律社会・・というふうに世の中の変遷を捉えている。今は、工業化社会が過去に忘れてきたもの~環境、資源、産業廃棄物、安心、健康・・・などに対応する産業の時代だという。まさにオムロンは、安全安心、環境、健康に取り組んでいるところだ。
企業IR的な側面もあり、参考にしたい。
社会から見て「魅力のある会社」
社員から見て「誇れる会社」
こんな会社が「未来から選ばれる会社」なのかもしれない。
さて、我が社の魅力と誇りは何か・・・じっくり考えてみよう。
★★★★+先駆ける
・IRの達人になりたいと考えてる方
・社会の変遷に興味ある方
・社会貢献にこだわりのある方