天は、自ら導くものを助く・・・
1分間シリーズ3部作の完結編である。1分間リーダーシップ、1分間マネジャーのチームワークに続く第三弾である。
本書は、広告代理店に勤務するスティーブが、マジシャンのケーラに導かれ、自ら気づき、成長していく過程を物語として展開している。
まず、思い込みの枠から脱却することを勧める。
思い込みの枠とは、過去の経験にもとづいて、現在と将来の経験を制限する 考え方である。
という。思い込みの枠は、誰にでもある。それを「ゾウの思考」というお話が紹介されている。ノミとガラスの蓋の話と通じていて、面白い。
「サーカスでゾウを訓練するときには、まず、赤ん坊のゾウの足を鎖で杭
につなぐの。ゾウは当然、逃げたがるわ。ぐいぐい引っ張るけど、鎖は
強いし、杭を深くささっているから逃げられない。そして、成長しても
逃げられないと決めてかかる。
やがて、ゾウは6トンにもなるから、ちょっと引っ張れば杭なんてぬけ
るのに、やってみようとしない。サーカスの訓練をする人が言うには6
トンのゾウの脚のまわりに細い紐を巻いても抜けだそうとしなくなるら
しいわ。」
マジシャンのケーラ(女性)が説明したお話である。
思い込みの枠をぬけだすのが、第一のコツ。
第二は、自分の力のポイントを活かすこと。
第三は、成功に向けて協力しあうこと。だという。
この魔法が使えるようになった人が次にやるべきこと。
それは、人に伝えることだ。
いいこと、できたこと、やったこと・・・すべて人に伝えることで、またその意味が深まる。
今日は、何を伝えようか・・・
★★★★☆+マジック
・セルフコーチングの達人になりたいと考えてる方
・自己改革に興味ある方
・面白いネタがほしい方