2005年11月30日

ハワード・ゴールドマンのすごい考え方 ~ ハワード・ゴールドマン/松林博文

言葉に意識を向ける!

書籍情報

すごい考え方
すごい考え方
posted with amazlet on 05.12.03
ハワード・ゴールドマン 松林 博文
中経出版 (2005/12/01)

本のひらめき

大橋禅太郎さんの【すごい会議】を読まれた方も多いと思う。すごい会議を僕もやりたいと・・・それ以来、いろいろ気をつけている。いろいろというのは、言葉や会議の進め方。

さて、本書は、禅太郎さんが学んだというお師匠さんハワード・ゴールドマンが「すごい考え方」を説いた本である。翻訳をグロービスのまっちゃん(松林さん)がやってるというのもいいねぇ。

すごい考え方のツボは何か・・・・

 言葉に意識を向ける

人間は言葉によって動いている。だから、言葉で考えたり、言葉を発したりするときは、その後に行動しやすいような配慮がいる。


 「なぜそんな失敗をしたんだ!」

   じゃなくって

 「何があったら、これを防げただろうか?」

という言い方を考えたりすることだ。

また「現在語」と「未来語」を使い分けたり、自分がやってきたことを「結果」と「成果」で表現したり・・・。
言葉に対する感覚が鋭くなって、言葉を楽しめるような気がしてくる。

すごい考え方で、すごいOS(オペレーティングシステム)を持てたら楽しい。

今日から試してみよう。

僕の思いつき

最初に人間とコンピュータの共通点のメタファーがある。どちらもOS(オペレーションシステム)で動いている。それぞれの要素はこんな感じ:

 コンピュータ: ドライバー、命令、インターフェース

 人間    : 行動、感情、思考

両者はともに言葉(言語 か 0/1)で動いている。

だから、「言葉の質」が機能や性能を決める。
人間は、もっと言葉に意識を向けるべきだ・・・というのが著者の意図。


私たちの活動や仕組みなどを何かのメタファーで説明するというのは、理解を助けることがある。

何か考えてみよう。例えば・・・
 
 抵抗勢力 : 川の流れ
 幸運   : 宇宙の歴史
 便利   : 動物の走り方
 とか。



オススメ度

★★★★★+雰囲気が大事

読んで欲しい方

・すごい会議の達人になりたいと考えてる方
・すごいOSをもちたい方
・言葉にこだわりのある方

Posted by webook at 2005年11月30日 09:16 | TrackBack