自分と向き合える鏡・・・
久米さんの第二弾がついに出た。「ブログ道」
前作「メール道」では、「心が通う」メールの書き方を具体的な例を交えつつ久米さんらしい語り口で展開されていた。あの本では、相手の立場にたった「あなたモード」が大切だと知った。品性、感性、知性の順でメールを出すときの立ち位置を教えてもらった。
そして、今回はブログの世界。インターネットが登場して以来の衝撃的な出来事がブログの世界。まだまだ発展途上の世界だが、そこにいるのは生身の人間の私たち。どう使うかが大切である。
ブログは単にウエブ日記やマーケティングの道具ではない。
個人にとっては、「自己実現ツール」「縁結びツール」「私の履歴書」「智慧の図書館」になるし、企業でも「経営改革、宣伝広報」ツールにもなる。まさにインターネット革命の真打だと位置づけられる。
電子メール、ホームページ、メルマガなどその機能を進化させてきたネットの世界はブログの登場で、また大きなジャンプを遂げつつある。
本書は、ブログと個人の係わりを深く思索し、私たちに分り易く提示してくれる。技術やテクニックの本ではない。むしろ人生哲学や生き方に通じる内容がある。だから「ブログ道」というタイトルがとても似合う。
僕は、この本を読むうちに「自分と向き合う時間」や「縁を結ぶ意味」などに深い共感を思えた。そして、凛とした久米さんの世界に思わず姿勢を正したくなる自分を発見していた。
自分自身のブログを無意識のうちに誰よりも深く読み、知らず知らずのうち
に影響を受ける読者は、実は自分自身です。
という一文にとても共感を覚える。
本書には、望ましいブログの育て方、たとえばブログのネーミングの仕方、間をもたせる文章の書き方、群れず・悩まず・争わないコメントやトラックバックの仕方など、実践的なガイドがあるのもうれしい。
ブログをやっている人も、これからの人も、是非読んでおきたい一冊。
超~オススメの本!と断言しておこう。
久米さんによれば
「たかがブログでも人生が変わる」
そして
「たかがブログだから気楽に書こう」とも・・。
人生が一秒一秒の積み重ねの結果であるように、ブログも日々自分と向き合うきっかけとして活用したいもの。
ブログの先にある「より自分らしい生き方」や、感動や共感や感謝が生み出す「素敵な未来社会」に思いを馳せながら、この本はじっくり味わいたい。
大切な人に心を込めてあげたい本が、また一冊増えた・・・。
久米さんに感謝。
★★★★★+ブログ縁
・自分を写す鏡がほしい方
・素敵なことを凝縮して楽しく生きたい方
・感謝や感動が好きな方