トイレ掃除で心を磨く
小さなことが、大きなものをも変化させる。複雑系のムーブメントの特徴だ。犯罪の多かったニューヨークの街が、地下鉄の落書きを消し、割れた窓を修復していくことでやがて治安の回復を果たした・・・そんなストーリーを聞いたことがある。
本書にある「掃除道」の物語も、小さなそして地道な活動が、いまでは世界的規模にまで発展しているという。
会社のトイレや周辺の掃除を徹底的にすることで、社内の空気が変わり、さらに掃除による「意識の変革」は警察や学校にも広がっていったという。
鍵山さんのたった一人の活動が、やがて大きなうねりとなり、企業を、学校を地域を、そしてよのなかを変えるようなすごいことになっている。まさに複雑系の動きそのものだ。
おそらくこのメルマガを読んでくださる方の中で、職場や学校などでトイレの掃除をされている方は、少ない・・というか稀ではないかと思う。
僕も、会社のトイレは使うだけで、掃除をすることは、ない。掃除のおばさんにありがとうっていうことはあっても、自ら雑巾やブラシをとって・・・ということは考えたこともない。
本書は、そんな僕にはちょっと「衝撃的な」物語だった。
イエローハット(カー用品)の創業者である著者、鍵山さんは、「掃除」、しかも誰もが嫌うトイレの掃除をとことんやって道を極めた方である。
( http://www.yellowhat.jp/ )
掃除道というタイトルは、奇をてらったものでもなんでもない。これは本物だと大ききな感動を覚えながら読んだ。
広島県警が取り組んだ、暴走族を立ち直らせる取り組み、荒れた高校をまともにする取り組み、企業経営が軌道にのる取り組み・・・・いずれも、その基本を「掃除」にした不思議な取り組みなのである。それはまさに複雑系の何かが働いた・・・そんな気がする。
本書でその不思議なムーブメントを感じてみたい。
掃除は、やる前はなかなか手につかないが、いったん始めるととことんやりたくなり、終わるととってもスッキリする。
そろそろ年末大掃除の季節だが、掃除は、なかなか精神性のある活動なのかもしれない。
家庭でも、職場でも、一生懸命「掃除」に打ち込んでみるのもいいねぇ。
★★★★☆+掃除を極める
・掃除の達人になりたいと考えてる方
・今度学校のトイレ掃除にいく予定の方
・掃除にはこだわりがあるという方
学校教育の荒廃、イジメ自殺問題が取り沙汰されている昨今、学校で教師&生徒みんなで掃除道をやったらいいかもしれないですね☆
\(^o^)/