キャラにすると、なんだか楽しい
ヒゲッチ、ダッテモン、ノチホドン、メンドーサ、ヤッカミーナ・・・これらが何だか分かるだろうか・・・。
実は、これ、自分の中に住んでいる性格を「キャラクター」にして名づけたものである。なんとなく想像がつくのが楽しい。ニチホドン・・というのは、なんでも後ほど・・と先送りしてしまう性格、ヤッカミーナは、やっかみが得意・・といった具合だ。
本書は、やる気ダウンの状況を、自分のせいにして嘆くのではなく、自分の中に、いろんな行動性癖を起こすキャラクターが住んでいる・・と思って、ものごとをちょっと客観的にみてみよう、というものだ。
客観的にみる・・なんていうと七面倒くさい気がするが、へんな性格のキャラが心に住んでて、そいつが悪さをすると考えると、なんだか心静かに考えられるような気にもなる。
キャラの癖や弱点が面白く表現されているので、クスリと笑って、元気ややる気を取り戻せそうな気がする。キャラクターの挿絵もとても味があって楽しい。
8種類のキャラの生態、生息場所、短所長所、対処法などをまとめてある。
職場での上司の生態を、なにかのキャラにしてみる。
会議に流れる微妙な空気を、ゴーストの種類で分類してみる。
職場コミュニケーションの悪さを、虫にたとえる。
会議で登場するへんなヤツをゴレンジャーで喩える。→ あ、これは吉岡さんの技
などなど、ちょっと発想を変えて考えてみるのも楽しいね。
★★★★☆+キャラで行こう
・比喩の達人になりたいと考えてる方
・性格に興味ある方
・職場の雰囲気にこだわりのある方