ことば→気持ち→行動
人は言葉によって、気持ちも変わるし、気持ちが変われば行動も変わってくる。どんな言葉使いを普段しているかで、ずいぶんと結果が違ってくるようだ。
本書は、モチベーション・コンサルタントの著者が、2万人のやるき分析とコンサル経験から導き出した、できる人の「口ぐせ」を紹介している。口ぐせの背後にある考え方、行動性向などがとても分りやすい言葉で語られ、おおいに元気をもらえる。
たとえば:
じゃぁ、違う方法でやってみよう (あきらめない)
あと二つ、方法があるはず (限界を超えよう)
この二週間で、何をするか (重いものは1週間では短い)
いつでも今日が始まり (遅すぎることはない)
メモしよっと (人は話をメモされるとうれしいものだ)
私がやっておきます (+αのやる気は◎の印象になる)
などなど45のフレーズが紹介されている。それぞれ、実に単純でありふれたフレーズ。なのに、それを使ってみると、何か新しい展開ができたりする。素晴しい可能性を含んだ言葉だ。
本書は、とてもやさしい語り口で書かれており、また著者の経験などをもとに具体的な事例もあって、確かにそういうことってある!と感じられるのがいい。
そして、『これって何気ない言葉だけど、来週から使ってみるか!』なんちゃって思えるのがうれしい。(なんちゃっても、おすすめの口癖のひとつ)
たくさんのヒラメキをいただいてこの本。菊入さんにもジェイカレッジに来ていただきたくなってしまった・・・。
まさに、あなたが頭の中に思い描いているあなたこそが、あなたなのです。
というフレーズがある。なるほど、そうかもしれない。
どんな自分を描くか・・・今の自分こそが未来を決める。今年が始まって、今日は、8日目。新年がはじまって、あれやこれやと仕事が振られてくると、ついついそれに埋没してしまう。ここでぐっと踏ん張って、今年の自分は何をしたいのか・・・もう一度じっくり考えてみるのもいいね。
この3連休。あすがネライ目!
★★★★★+口ぐせ
・口ぐせの達人になりたいと考えてる方
・言葉の魔力に興味ある方
・やる気を出す魔法を身につけたい方