経営職という考え方
人材育成は、どこの会社でも組織でも、重要な、いや、最も重要な経営の要素ではないだろうか。たぶんYESがたくさん返ってくる。
にもかかわらず、なかなかうまくいっていないのも人材育成。これもYES。
で、何が問題か。
著者は、企業がほしいであろう「優秀な人材」を、“経営職”という呼び名で表現すする。経営職とは何か・・・・
自分に課せられた仕事を人並み以上にこなす一方で、現場感覚を最大限に活かし ながら、会社の将来を洞察できること。これこそが、変革の時代の優秀な人材だ。
という。さらに、そうした優秀な人材は、自然発生的な出現を待つのではなく、一つの職種として意図的、計画的に育成することが必要だという。つまり、どんな職種をどのように育てるか、一度見直す必要があるということだ。
その取り組みと経営について書いた本だ。
よくあるパターンは、人材育成は、所詮研修と割り切って、現場に迷惑のかからない程度の研修プログラムをあてがう・・・といったもの。あるある。
求められる人材像や、具体的にどんなプログラムをすすめるべきかなど、参考になる。
経営職。この単語がいいね。
以前、久恒さんは、管理職ではなく企画職と呼ぼう・・ということをおっしゃっていた。
職名の名前の付け方は、重要だ。
まわりにある名前を一度見直してみるのもいいね。で、できれば名刺も作り直してみるといい・・・。
★★★★+経営職
・人材育成の達人になりたいと考えてる方
・経営職に興味ある方
・人材育成に関心のある方