2006年01月19日

経営者の教科書 ~ 江口克彦 + 交流会の奇跡

普遍なものとは・・・

書籍情報


本のひらめき

松下幸之助翁の思想を生き生きとした語りで伝えられるのは、この方が最高である。著者は、幸之助氏の晩年の22年間、いっしょに仕事をしてきた方である。

 「松下幸之助の柔らかな口調を思い出しつつ、自身の経営体験もあざない
  ながら、100項目を挙げてみた。」

というのが本書である。

松下翁は、経営には「普遍性、国民性、時代性」が大事といっていたという。その中でも普遍性に焦点をあてたのが本書だ。時流にのって隆盛を極めるのも一つの手ではあるが、普遍なるものをもちつつ、世の中に貢献できることこそ大切なのかもしれない。

 経営者に部下を拝む心があれば、会社は必ず発展する。

 夢のないところに誇りは決して生まれない。

 夢を夢で終わらせるのか、夢を実現の成功へと導いていくのか、
 その差は、唯一つ、熱意を持っているかどうかである。

 部下を育てるポントは4つある。一つ目は、部下にものを尋ねること、
 二つ目に、方針を明確に示すとうこと、3つめに、権限を委譲すると
 いうこと、そして4つ目が、感動させるということである。

これらが、僕の心にズンと響いた素敵な話だ。


僕の思いつき

夢のないところに誇りは生まれない・・・というのが、とても深く突き刺さった。夢>楽しみ>わくわく>・・・・そんな中から>誇りが生まれる・・・・そうだそうだ! とわが身の置かれた状況に照らし、大いに共感した。

右手に夢を、左手に誇りを。

そういう環境に持っていこう。



オススメ度

★★★★+気づき

読んで欲しい方

・経営の達人になりたいと考えてる方
・人が動きたくなるような面白さを作りたい方
・普遍なるものにこだわりのある方

Posted by webook at 2006年01月19日 22:29 | TrackBack