普遍なものとは・・・
松下幸之助翁の思想を生き生きとした語りで伝えられるのは、この方が最高である。著者は、幸之助氏の晩年の22年間、いっしょに仕事をしてきた方である。
「松下幸之助の柔らかな口調を思い出しつつ、自身の経営体験もあざない
ながら、100項目を挙げてみた。」
というのが本書である。
松下翁は、経営には「普遍性、国民性、時代性」が大事といっていたという。その中でも普遍性に焦点をあてたのが本書だ。時流にのって隆盛を極めるのも一つの手ではあるが、普遍なるものをもちつつ、世の中に貢献できることこそ大切なのかもしれない。
経営者に部下を拝む心があれば、会社は必ず発展する。
夢のないところに誇りは決して生まれない。
夢を夢で終わらせるのか、夢を実現の成功へと導いていくのか、
その差は、唯一つ、熱意を持っているかどうかである。
部下を育てるポントは4つある。一つ目は、部下にものを尋ねること、
二つ目に、方針を明確に示すとうこと、3つめに、権限を委譲すると
いうこと、そして4つ目が、感動させるということである。
これらが、僕の心にズンと響いた素敵な話だ。
夢のないところに誇りは生まれない・・・というのが、とても深く突き刺さった。夢>楽しみ>わくわく>・・・・そんな中から>誇りが生まれる・・・・そうだそうだ! とわが身の置かれた状況に照らし、大いに共感した。
右手に夢を、左手に誇りを。
そういう環境に持っていこう。
★★★★+気づき
・経営の達人になりたいと考えてる方
・人が動きたくなるような面白さを作りたい方
・普遍なるものにこだわりのある方