これなら僕でも・・・
この本を読んでたら、もういちど小学生からやりなおしたくなってきた。
ひげうさぎさんのような素敵な先生に出会えたら、作文も楽しくてしょうがない毎日だったかも・・・と思う。
たとえば次のふたつの文書うはどうだろう・・・
きょう、会社見学でした。ぼくはいんしょうにのこったのは検査です。
かなりスピードがでてて、100キロぐらいといって、もっとでてる
と思いました。
↓
会社見学に行った。いんしょうにのこったのは検査だ。
かなりスピードがでていた。「100キロぐらい」といっていた。
もっとでてるんじゃないだろうか。
まるで違った印象である。こどもとおとな・・・そのくらいの違いを感じる。
さて、この変化のヒミツは・・・。
ひげうさぎさんは、一文一義と3つの使用禁止用語を教えた。一文一義は、一つの文章にはひとつの意味を・・・ということ。使っちゃダメよという言葉は「きょう」「ぼくは(わたしは)」、「思う」だ。小学生の作文には、常に登場する言葉だね。
このアドバイスの結果、こんなに締まった文章になったのだ。これは実は自動車工場を見学した5年生の日記です。
こんな具合に、すてきな作文アドバイスがいっぱいある。読んでいて思わずワクワクしてきた。小学生むけの文章教室であるにもかかわらず・・である。
この本は、小学生の子どもや、先生、親御さんが基本的に対象だと思うが、ふと考えてみるとブログを書き始めた多くの人はこの本がとても役に立つのでは・・・と思った。
小学生の作文どころか、大人の文章教室としてもすばらしい気づきがいっぱいあるからだ。(帯を見ると、かつて小学生だった人のために・・と書いてある)
ブログ日記を書いている人、これから書こうという人も、ぜひ読んでほしい。新年の第一日目にふさわしい素晴しい本だ。
ひげうさぎさんの文章教室をジェイカレッジでやっていただくのもいいねぇ。
★★★★★+ひげうさぎさん
・作文が楽しくなりたい方
・ブログに興味ある方
・作文名人になりたい方