あるがままに・・・
この本は、生まれつき障害のある著者が、仕事も恋もして、自然に生きていく姿を自らのエッセイとマンガで語った自叙伝である。
障害は、あたしのブランド・・・と、自らの境遇をうけとめて生きる著者の姿は、読者にさわやかな読後感を与える。
著者は、「先天性多発性間接拘縮症」という障害をもって生まれてきた。
はしを持つことも、立って歩くことも不自由だった著者は、ひとつひとつそれを乗り越えていく。
生きる勇気をもらえる本である。
前半がマンガ、後半はエッセイである。マンガには、著者の子供のころの写真なども登場する。自らの状況をカミングアウトし、その境遇を前向きにとらえていく様子は、気迫のようなものさえ感じる。
著者のホームページはこちら: http://www.ayumism.com/
すべてのことには、意味がある・・・
そんな言葉をこの本は思い起こさせてくれた。
★★★★+意味があって持っている
・人生を豊かに生きたい方
・障害者に関係している方
・生きる勇気をもらいたい方