2006年02月12日

大人のしくみ ~ ビル・バーナード/曽根原美保 + au

人生の現実を考えてみる

書籍情報

大人のしくみ 10代のための哲学
ビル・バーナード 曽根原 美保
光文社 (2005/11/22)

本のひらめき

本書は、ティンエイジャーとその親御さんがいっしょに読むといい本だ。

世の中は不公平である・・・なんてのは、大人はとっくに当たり前だと思っているし、ティーンエイジャーも経験的に知っている。それに対して、どのように考えたらいいか・・を考えるのが本書だ。
不公平さといった「ホンモノ」のルールを理解しておくと、将来手にするお金と幸せと楽しみを増やすことができるというわけだ。

もちろん不公平だけを扱うわけではなく、人生のいろんなフェイズを考える問いかけがある。

 ただでありつけるランチはない
 誰かが必ずきみより大きなボートを持っている
 人格とは誰もみていないときの、きみ
 時間は加速する
 きみは相手が喜んで支払う額の価値しかない
 最もよく考えるものが、最も人生を活用できる

など、「人生の現実」について思索するきっかけがいっぱいある。

僕の思いつき

子どもと同じ本を読んで、何かを話し合う・・・そんな場面がPTAとか学級会議とかであったら楽しい。そういうのを企画してみたいね。

今日、norimo先生から「バブルほうかいってなぁに?」とか「円高ってどういうこと?」とかいろんな質問がでた。うれしくもあり、驚きでもあり。これはうまく説明せんといかんな・・・と一生懸命考えて説明をした。

親子で、質問をする時間をつくるってのもいいねー。


オススメ度

★★★★☆+対話のきっかけ

読んで欲しい方

・素敵な大人になりたい方
・大人のルールに興味ある方
・世の中を理解したい方

Posted by webook at 2006年02月12日 21:15 | TrackBack