2006年02月17日

プレスリリースのつくり方・使い方 ~ 蓮香尚文 + ジェイカレッジNo9

思わず取り上げたい・・・

書籍情報

本のひらめき

蓮香(はすか)さんは、プレスリリース一筋・・といってもいいでしょう。プレスリリースをこれほど真剣に取組まれている方もいないのではないか・・と思う。この道30年、プレスリリース道を極めた方かもしれない。

そんな蓮香さんが、いよいよ本を出版。待っていた一冊である。

本書は、リリースの書き方、配信後ノフォロー、そしてメディアに取り上げてもらいやすい仕掛け方など、蓮香さんのノウハウが惜しみなく公開されている。

すぐ使えるプレスリリース文例が80もある。

マスコミが思わず取り上げたくなる・・・そんな記事を書くのは、巨額の広告費用をかけたPRよりずっと価値がある。なにしろ、第三者に認めてもらって無料で告知ができるのだから・・。

プレスリリース作りの7大原則というのがある。

  は:拝啓となぜを謳え。会社はどう変わるのか。
  す:素(す)を開発せよ。情報素材は、リリースの原点。
  か:過大表現は避けよ。事実を簡潔に短くかけ。
  ひ:独り善がりになるな。他人に見せ徹底推敲。
  さ:削除せよ。長文・御託は避け、「ワンベスト」(A41枚)に徹する。
  ふ:ふるい話は捨てよ。ニュースとは新しい事柄。
  み:みやすくせよ。タイトルと小見出しがキモ。

なるほどーである。
その他、小見出し作りのポイントや、べからず集など、参考にしたいツボがかかれている。


僕の思いつき

自分の部署が商品やサービスを売る部門でない人は、プレスリリースなんて関係ないね・・と思いがちだ。しかし、そうでもない。総務部なら総務部で、いかに自分たちの仕事がお役にたつもので、こんなお知らせにぜひ注目してほしいなんていうときがある。そんな時、プレスリリースの心得が役にたつ。

日ごろから、社外や関係ない部署向けに自分達の仕事をアピールするリリース文やパンフを作ってみるのもいいね。

遊び感覚でやってみると、意外な展開があるかもしれない。
Mosoモードは、思いもよらぬすごいことを引き起こすから・・・。



オススメ度

★★★★★+ニュース性

読んで欲しい方

・伝説の広報マンになりたい方
・プレスリリースに興味ある方
・会社を元気にしたい方

Posted by webook at 2006年02月17日 13:10 | TrackBack