やっぱ、笑顔はいい!
メラビアンの法則が本書にも登場する。
1970年代に行われたアルバート・メラビアン博士の実証実験の結果である。
話し手が聞き手に与える印象はどんな要素で決まるかというもの。
顔の表情 55%
声の質 38%
言葉 7%
というものだ。さらに相手の表情の中で「喜びや楽しさ」は伝わりにくいが、「怒りや悲しみ」の伝達は早いという。
だからこそ笑顔には価値がある。
本書は笑顔コンサルタントの著者が、小売の現場600社以上で実践してきた笑顔のマジックが披露されている。
売上が2.5倍とか、クレームが3分の1に減ったとか、万引きも激減したなど様々な効果があったという。
いい笑顔を評価する仕組みは、ディズニーランドなどではしっかりと組み込まれていたりする。会社がその理念のところで、徹底しているところがいい。
大いに刺激を受けた本である。
いくつかの具体的アイデアが紹介されているが、すぐにやってみたいのが、「名札の写真を笑顔バージョンにする」こと。
ほとんどの会社では、ID写真にまじめな(見ようによっては手配写真のような・・・)顔写真がはってある。履歴書もそうだ。
ちょっとしたことなのに、なぜできないのだろう・・・
やっちゃいましょうね、これ。
★★★★★+笑顔は習慣だ
・笑顔になりたいと考えてる方
・笑顔で元気になりたい方
・あの人の笑顔が大好きな方