常識の外がわに・・
ちょっと目を引くタイトルだ。普通、え?なんで?と思うから。千円札が落ちていたら・・・僕は拾うな、きっと。(笑)
本書は、それは、心の中の常識(大切なもの)のレベルが千円札程度であり、もっと価値あるものを目指していこうと主張する。
大きな目で世の中を見渡し、自分の目線を億単位まで高められれば 千円札などは視界から消えてなくなってしまうのです。
こんなくらいになりたいものだ・・・。
さて、単純に落ちている千円札を無視すればいいというものでは、もちろんない。そういう風になるためにどうするか・・がポイントだ。人生や仕事に対する考え方で、とても心に響くものがある。例えば:
優秀な人に「自由な時間」を与えるほど効率のよい戦略はない。
「仕儀とのやり方を劇的に変える方法」を見つけることが成長である。
いやな顧客は断る、一方で、優良すぎる顧客を作らない。
2500万円の予算と1億円の予算では選択できる戦略の数に10倍以上の
開きができる。(だから、ワイキューブでは36ヶ月予算だそうだ)
手放して見ると意外と「あんなものを大事にしてたのか」と思うことが多い。
人生において最も大きなリスク。それは周囲の人の常識に流されて、
本当のリスクを自覚しないまま生きていくことだ。
などなど、経営、人生、仕事・・・さまざまな至言と考え方がいっぱいある。
この本で一番気に入ったフレーズはこれ:
考える前に「不可能」だと決めてしまっては何も思いつかない。
常識から外れたものは、すべて非常識だと思いがちだが、現実はそうでは
ない。
常識と非常識の周りには、どちらにも属さない「常識外」という
未知の可能性が満ち溢れている。
普段の生活や仕事の中で、AかBか、○か×かという選択が示されると、どちらにするかとうーんと悩む。しかし、第3のオプションもある。足して二で割中間もあるが、それ以外・・というすばらしい可能性もある。
会社や組織には、ルールや常識、あるいは暗黙の了解(規範)があって、仲間はそれに従うことが正解ということになっている。それに従っていればそれで十分となってしまったときが、実は怖い。ルールや規定や協定をはみだしてもそれがお役様の役にたち、喜ばれるなら「やってしまう」エリアが、実にたくさんある。
それを考えたり(Moso)、やったり(Boso)する夢と矜持が・・・・今、ほしいなあ・・・。本書からMosoエネルギーをもらったかも。
★★★★★+常識外
・数段上を目指したい方
・ヤイキューブに興味ある方
・自分と仲間を元気にしたい方