さいたまに、すごい!方がいる。
埼玉県川越市に株式会社協同商事というすばらしい会社がある。今日紹介する本の著者、朝霧さんが創業した会社だ。「農家が自立できるように有機野菜を消費者に直販する流通事業」の草分けである。 http://entre.yahoo.co.jp/shinki/hirameki/008.html
そもそもは、農業の自立を・・・という思想のもとで事業を始めた朝霧さん、農業に対する独自の考えや深い造詣がある。あるとき、連作障害を防ぐためにニンジンの裏作として麦を植えることを農家に薦める。しかし、農家はのってこない。麦など作っても儲からないからだ。そこで、麦をつかって地ビールの製造を始める。麦作が意味をもち、価値を生
み出すしかけを作ってしまったのだ。まだ地ビールという言葉もない時代である。その後、サツマイモラガーの開発など、ユニークな事業を展開している。農家が自立するように・・との思いは、当時の業界の壁や人々の心の壁をのりこえ、現在のポジションを確立された。
農家への深い思いやりと、食と農への貢献というすばらしい志に根ざした朝霧さんの事業の進め方は、常識では超えられそうにない壁をどんどん越えてしまう。
朝霧さんの生き方に、さわやかな元気とチャレンジする勇気をもらえる、そんな本だ。日本にはまだまだすごい方がいっぱいいる・・ということがわかり、日々わきあがるMosoをKodoに変えるエネルギーをいただいた。
この本は、シニアマネジメントの著者、村田裕之さんに教えていただいた。
http://muratainc.com/
サツマイモラガーがおいしかったとそのメールには書かれていた。村田さんが賞賛する朝霧さんの本は、私たちがどこかに忘れてきた大切なものを思い起こさせてくれ、前に進める勇気を鼓舞してくれる。
村田さんが言うように「ビジネスは非合理の中に商機あり」という朝霧さんのチャレンジ精神は、ビジネス元気をもらえるのではないだろうか。逆バリというのは、まさにそのこと。世の中に役にたつ、誰かのためになる、そんな志にスタートするものは、非合理、非効率の分野にもすごい宝があるのかもしれない。
僕も、越谷の朝霧さんを一度訪問したくなってしまった。サツマイモラガーを飲みながら、朝霧さんの生の声を聞いてみたい。
行こう!、さいたま。
★★★★★+サツマイモラガー
・農業をはじめめたいと考えてる方
・有機野菜にこだわりのある方
・日本の農業を元気にしたい方