魔法使いがやってきた・・・
このごろ「15%対85%」の法則というのをよく耳にする。成功の要因は、15%がスキルや知識で、85%は、モチベーション、意欲、志によるというものだ。つまり、心の持ちようが、非常に大きいということだ。
本書は、この85%のところ、「仕事心(しごとごころ)」のお話。
社会人数年めのケンは、残業後のあとかたづけをしながら「こんなハズじゃなかった」とつぶやく。そこへ、白いローブをまとった小さな仕事の神様が現れる。本書は、ケンが、仕事の神様から「仕事心」について学ぶストーリだ。
いくつか神様の声を紹介しておこう。
仕事について考えるということは
いかにして社会とかかわっていくか自問自答すること。
世の中の誰かの人生に、
社会や仕事を通じてどんな影響を与えたいか>
つまり、いかに生きるか>について
自らに問うことである
そなたは、上司を、会社を、顧客を、
そして社会を、愛してあげているだろうか。
愛さずに自分の要求ばかり突きつけてはいないか。
汝、愛されたければまず愛せ。
神様の言葉に託し、渋井さんのメッセージが伝わってくる。
短くて読みやすいので、若い後輩にプレゼントするのもいいねぇ。
今日の本は、渋井さんの熱烈ファンの方にご紹介していただいた。感謝!
本書のフレーズで一番のお気に入りは
言葉は話すための道具ではなく、
自らの“想い”を
相手に伝えるための道具である。
というもの。そう、人は、相手に想いを伝えたいのである。だから、この前のWBCの野球の試合をみて、ずいぶんだつけれど、想いを伝える言葉がつぎつぎと「よせがき」されるんだなぁ・・と思う。
想いは、言葉に出したとき、伝わる力を持つ。
★★★★★+仕事ごころ
・わくわくして仕事をしたいと考えてる方
・仕事に興味ある方
・会社を元気にしたい方