2006年04月18日

あらすじでわかる中国古典「超」入門 ~ 川合章子

奥深い・・・

書籍情報


本のひらめき

テレビ番組で、孫悟空や、韓国宮廷女官のチャングムの誓いなどが放送され、多くの人が隣国の歴史や文化に関心を持つことはいいことだ。

中国から日本へは古くからいろんなものが輸入され、文化や社会のしくみにいろんな痕跡が残っている。論語を引用して、訓辞をたれる経営者も多い。

ところで・・・中国古典には、孔子、孟子、荘子などの思想家や、李白、杜甫などの詩人、水滸伝、西遊記、などなじみの人や作品がある。しかし、意外にそれらの概要やあらすじなどは知らなかったりする。

この「あらすじでわかる」が便利だ。

名前は知っているけど、中身は・・というとき便利。あらすじが簡便にまとめられており、その背景情報などもあるのがうれしい。

知識をひけらかす必要はないが、ちょっとした知識をもっていると話が面白かったり、意外な含蓄ととられたりしてコミュニケーションの深みができるかもしれない。

 吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。
 五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する
 所に従って矩をこえず。

といった孔子さん。実は結構貧しかったらしい。生きるために穀物の倉庫係りや牧畜の管理人などいろんなことをしたらしい。また、身長が191cmくらいもあり「長人(ちょうじん)」と呼ばれたとか。論語がまとめられたのは、孔子の死後のこと。孔子の言葉は、弟子達との問答が中心だ。

そういえば

 学びて思わざれば・・・

ともおっしゃったような。学んだことは、使ったり、応用したりしなくっちゃ。


僕の思いつき

中国は、経済発展がすごい。日本からの多くのビジネスパーソンが駐在したり出張したりしている。

郷に入っては郷に従えというように、郷のことは少しでもカジっておくといいねー。



オススメ度

★★★☆+そうだったのか!

読んで欲しい方

・中国の歴史にめざめたい方
・中国古典に興味ある方
・中国ビジネスをしてる方

Posted by webook at 2006年04月18日 16:09 | TrackBack