ムっとするとき、そこに二人の自分がいる。
会議にはジュウレンジャーがいる(吉岡英幸さんの本)という。普段の生活や仕事には、さらにいろんなキャラがいる。本書では、菊入さんが、ムカつくキャラを12通りに分類し、それぞれの特徴や対処法などを解説する。例えば、なれなれしい人たち、八方美人な人たち、斜にかまえる人たち、人を見下す人たちなどなど。
そのキャラとしての心理、それに反応するあなたの心理・・・が分析され、その対策が書かれている。
それぞれになかなか面白い分析があり、対処法が参考になる。
たとえば、「すぐに自慢する人たち」に対処するには
「へぇ」「そうなんですか」「えっ、すごいですね」と、さまざまな言い回しで
あいづちを重ね、しばらく話を聞いてから
「ああ、この前も、そうおっしゃっていましたよね」というコメントをさりげなく
混ぜてみる
あるいは
「なるほどね、それで、昨日の飲み会の話に戻るんだけどね・・・」と話題を元
に戻す
などだ。どんな人も、いろんなキャラが自分の中に潜んでいる。著者の菊入さんも、自分は八方美人キャラ、嫉妬キャラがいて、ときどきガンコキャラなども活躍するとか。
あなたは、どうだろう?
キャラを何かにたとえるのも面白い。以前、動物占いなんてのがはやった。そんなふうに、まわりを観察するのもいいね。
ムカつくキャラもいいけど、うれしいキャラってのもいけるかも。
サポートキャラ
のりのりキャラ
癒しキャラ
など・・・。考えてみるかなー。
★★★★+キャラ・ムカっ
・あの一言がガマンできなかった方
・人のキャラに興味ある方
・まわりを元気にしたい方