頭と心。
春号のテーマは、超ロジカルシンキング。
ロジカルシンキングとは、ロジック(論理)とファクト(事実)に裏打ちされた理詰めの方法論である。MBAでは定番、企業でもこういう言葉がもてはやされている。
しかし・・というのが本号の切り口である。
人は論理だけでは動かない。頭のほかに、心があるからだ。心は感情ともいえるし、共感や納得という言い方もできる。「共感なき論理は納得を生まない」・・・ということだ。
ではどうするか。
「コラボレーション思考」というのが斉藤嘉則さんと山本直人さんの解だ。
相手を圧倒するのではなく、いっしょに解決する。顧客とともに創りだす。ユーザーとともに情報発信する。こんなイメージである。そのためには、コレボレーションの着眼点として次の4つが使えるという。
P(Purpose)目的軸
P(Perspective)空間軸
P(Position)立場軸
P(Period)時間軸
モノゴトを整理し、考える時のフレームとして面白そうである。
このほか、板倉雄一郎さんの「ファイナンシャル・リテラシー」の話や、三谷宏治さんの連載「戦略コンサルタントの観想力」もおすすめである。空気はなぜ透明か? 腐敗物はなぜマズいのか? MSOfficeはなぜ強いのか? など考えるテーマがとてもユニーク。
美味しいネタがいっぱいのThink春号だ。
Thinkは、できるビジネスマンが結構読んでいるらしい。で、思うことは内容をマインドマップにしてみると、重宝されるのではないか・・ということだ。
中野さんに提案してみよう。
★★★★☆+実践的
・早く一人前になりたいと考えてる方
・MBAに興味ある方
・仲間を元気にしたい方