いいものはいただきっ、と。
本書は、成功した人から「タイムマネジメント」の方法を手っ取り早くいただいちゃおう・・という本である。
時間管理といっても、つきつめれば仕事の仕方であり、仕事に取り組む姿勢であり、頭の使い方でもある。本書には、「無駄トリ」の大野耐一さん、「自分時間にこだわる」竹内均さん、朝早くから活動したカルロス・ゴーンさん、整理術の大家、野口悠紀雄さんなどが登場する。
変わったところでは、ドリフターズのいかりや長介さん、まるかんの斉藤一人さんなども出てくる。
いろんな本で紹介される時間管理術を、コンパクトにぎゅっと凝縮し、著者のコメントもいれて紹介されている。自分のセンスにあったものを試してみるのもいいねー。
どんな仕事も小さな仕事の積み重ねである。(小倉昌男)
電車の中には小さな宇宙がある (通勤時間を有効活用した竹内均さん)
断ることで仕事を選ぶ (五十棲剛史さん)
など、仕事のやり方のコツが印象的だ。
著者は、多くの本を読んでいる。そして、そこから大事なものを取り出し、自分なりのテイストで編集して読者に提示している。
入力、編集、発信・・という一連のプロセスは、やるときはこの順番だが、やろうと思うときはこの順番ではなく逆の発想がいい。
発信するために、何か気に入ったことを編集する、そのためにまた何かを入力する・・・という具合に。
出すようになるとまた楽しくなる。時間も延びるし、生きてくる。
★★★★+人に学ぶ
・時間を効率的に使いたい方
・タイムマネジメントに興味ある方
・毎日を元気に仕事したい方