まっこと、たのしか!
今日の本は「言霊を筆と墨で表現する」アーティスト、武田双雲さんの「書」とメッセージの本である。しばらく前、久米信行さんのメルマガで紹介されていて、ずっと気になっていた本だ。
まだ30代の若々しい書道家は、その涼やかな心と筆で宇宙の真理を描き切る。書の世界とデザインの世界、そして美の世界が渾然一体・・・なんだか心引かれる言霊作品が並ぶ。そして、日本語、英語、中国語の詩が書に色を添える。
ボクのお気に入りは、
「波」 WAVES
「小」 SMALL
「二」 TWO
それぞれ、独特の書と、添えられた詩が、宇宙からのメッセージを心に届けてくれる。「小」のところではこんな詩がある。
こんなちっぽけな自分が
何の役にたてるのか
悩んだ日々。
ほんの小さな行動が
でっかいことにつながることを
知ったある日。
この本からは、いろんなエネルギーがもらえそうだ。
いつか双雲さんに題字を書いてもらえるような本を書こう!
http://www.souun.net/
たのしか・・・というタイトルは、双雲さんのふるさとことば九州弁で「楽しい」の意味。この本は、まっこと、たのしか!
小学生のころ「習字」の時間があった。先生がいないときを見計らって、好きな女の子の名前をズンと書いた覚えがある。あの時は、気合が入った。笑
わくわくした。見てほしいような恥ずかしいような。なにしろ字に気持ちが入っていたから。
心と体と頭が一体になれたごくわずかな時間。そんなことがあったんだなぁーと思い返す。そういう意味で、あれは習字ではなく、書道の時間だった!
書にしたためてみる。書でデザインしてみる。
そんなことをやってみるのもいいね。自分を写す鏡。未来を映す鏡。書には、そんな力があるのかも・・・
★★★★★+書の道
・書で何か表現したい方
・「書」に関心のある方
・言葉のパワーを感じたい方