2006年06月06日

ぞりん ~ 井口尊仁+石黒謙吾 + 子どもアントレ

ぞろめの日にぞりん


書籍情報

ぞりん
ぞりん
posted with amazlet on 06.06.17
井口 尊仁 石黒 謙吾
扶桑社 (2006/06/02)

本のひらめき

まず最初に注意事項を述べておこう。この本は、決して会社の終業時間内に読
んではいけない。また電車の中も控えたほうがよさそうだ。
いやなに、エッチな本ではない。面白くてくすくす笑い出すのを押さえられな
いからだ。

この本は、「ぞう」+「きりん」=「ぞりん」というMoso方程式で生み出
されたへんてこ動物(ぞうぶつ)の図鑑である。35種の新種の「ぞうぶつ」
たちが収録されている・

ミクシイのぞりんコミュニティでバカウケしているらしい。
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=45481

荒唐無稽・・・といえばそれまでだが、そこになにやら可笑しいパロディセン
スのテイストが秀逸。合成の写真と解説、生態チャートなどで構成された“ぞ
うぶつずかん”は、脳みその背中を心地よく掻いてくれる。

ゾイオン、ゾンパンジー、ゾリラ、ゾムスター・・・名前をイメージしただけ
でも笑えて来る。

石黒さんの解説によれば、聡明なぞうは、昔から動物界の長老的な存在。そし
て、ぞうのように「鼻が長くなっていく」という進化は、哺乳類にとどまらず
爬虫類、鳥類、魚類にも広まっていったという。この急激な進化は謎に包まれ
「ぞうぶつ学会」でその生態の研究が急がれているという。

「常に役に立たない視点から世の中をリードしたい!」という石黒さんのモッ
トーにジャストフィット! ぞんなテーマに拍手喝采。

この本で、いつも使っていない脳みその部位を刺激してみよう。


僕の思いつき

ゾルノリ。こうなったらとことんぞりんしちゃおう・・ということで、著者の
写真もぞりんモードになっている。井口(ぞぐち)さん、石黒(ぞしぐろ)さ
んの著者紹介は、ぞんげんに進化した写真が掲載されている。

何かと何かをくっつけてみる。

ビジネスの世界でも案外こういうのがヒットする。
消しゴムとエンピツ、カメラと携帯、テレビと携帯、車とテレビ、レシートと
広告・・・いろんなところに「ぞりん」の存在が確認できる。

発想のチェックリストの一つ、オズボーンのチェックリストにも「結合」とい
うキーワードがある。今日は、何と何をくっつけてみようか・・・。

ぞりんの背景も、こんどのゾリー倶楽部ライブ(6/15)で聞いてみよう。
(あ、ギリー倶楽部が正解です)
 http://www.gillie.co.jp/g_club/seminar2006/0615.shtml


オススメ度

★★★★☆+Zoraffe relatives

読んで欲しい方

・笑いたい方
・Mosoに興味ある方
・ぞりんしてる方(ん?)

Posted by webook at 2006年06月06日 20:45 | TrackBack