2006年06月10日

仕事は、かけ算。 ~ 鮒谷周史 +  安原智樹さん

驚愕のかけ算!

書籍情報


本のひらめき

「平成・進化論」というすごい!メルマガがある。読者15万人というから、これはもうとんでもないメディアといっていい。まぐまぐでNo1というのはまぎれもない日本一。セカンドステージ代表の鮒谷さんのメルマガである。
http://www.2nd-stage.jp/

本書は、過去配信されたメルマガの中から特に好感度の高いものを編集してまとめたもの。鮒谷さんは、著名な経営者や本などから学んだことを実践し、そのエッセンスをメルマガとして発信してきた。学んだだけ・・・というものではない味(行動と編集)が人気の秘密だ。

さて本書にはたくさんの気づきがある。

タイトルにもあるように、ものごとを足し算ではなく掛け算で考えるところに面白さと驚きがある。たとえば1日0.1%の成長(なんでもいいのだが)をしたら1年後、10年後どうなるか・・・という試算がある。

  365日後  1.440倍
  10年後  38.402倍

つまり1000分の1でも進歩を継続したら、その複利計算はすごいことになるということだ。現実はもちろんこう単純なロジックではいかないが、その心意気は、まさにこの計算のとおりになると思う。

この複利計算の面白いところは、級数カーブで上がるところだ。どんな小さなことでも継続をしていけば、あるところで急に伸びるときがある。

「継続して力を蓄えている人は、あるところで爆発的に結果がでる瞬間がある」

という。鮒谷さんもまさにそんな経緯とたどっている。

そのほか、「できない点、問題点にフォーカスするのではなく、“欲しい結果”に焦点を当てた質問を自分にする」とか、「あなたが世の中に提供した価値の10分の1が自分に返ってくる(松下幸之助)」とか、「人のマネをするというと頭ごなしに否定する人もいますが、むしろよいものは積極的に“パクる”べきです(トリンプでもTTP=徹底的にパクルが合言葉になっている)」など、そうだそうだ!とうなづくものがいっぱい。


僕の思いつき

本を読もう(一日30分でも)、セミナーに行こう、そこでひとつでも行動できるものを拾って試そう、誰か気の会う人と見つけよう・・・、情報発信しよう・・・など同感できるものがいっぱいある。

メルマガは、こんなふうに「入ったものを出す」というプロセスにとてもよいメディアだ。メラビアンの法則では、言葉はわずか7%の伝達力だというが、鮒谷さんは「ネットコミュニケーションでは、言葉がすべてだ」と鋭い点を指摘している。だからテキストに心を込める力が重要だということだ。

それは、書けば書くほどあがる。出せば出すほどあがる。いいものを読めば読むほどあがる。よいセミナーにいけばいくほど・・・。

そんなプラスのプロセスに入りつつある友達を見るにつけ、いいぞいいぞと応援したくなる。

あなたもぜひ!



オススメ度

★★★★★+すぐやる共和国大統領!

読んで欲しい方

・自分の成長曲線に乗りたい方
・メルマガ発行に興味ある方
・人生を掛け算で薦めたい方

Posted by webook at 2006年06月10日 21:07 | TrackBack