なるほど・・・
できる社長と決算数字の関係は、なかなか含蓄が深い。
本書は、経理・財務畑を歩んできた著者がみた「できる社長」の数字への係わりを紹介したものだ。例えば・・・
「できる社長」は、決算書のような報告で上がってきた数字を見てからモノ
を考えるようなことはしません。何をするにもまず現場です。
入金、出金、利益といったシンプルな考え方の経営の根本には、三つの
基本的な精神がある。正確さ、迅速さ、誠実さ。
頭を使わない節約は、会社を暗くする。
(コピー枚数を機械的に減らすのではなく、すべての書類をA4一枚に)
監査する会計士が、チェックする相手から報酬をもらうのは危うい。
どこかの協会にプールして、そこから報酬をもらうようにすべきだ。
これに関しては世界中が間違っているのです。
など、鋭い視点がたくさんある。
会社の数字を見ている方におすすめ。
社長の目線・・・というのは、こういうものか。というヒントがいくつかある。
できる社長の顧客対応
できる社長の社員満足対応
できる社長のメディア対応
とか、考えてもいいねー。
★★★★+社長の目
・会計に目ざめたいと考えてる方
・企業会計に興味ある方
・社長を元気にしたい方