道具に使われないように・・・
そろそろパワーポイントを卒業したい・・・なんて思っているこのごろ。妙に気になる本に出会った。パワポ使いへの警告!ときた。
本書は、広告代理店で活躍する著者が、新人君たちがパワポで、企画をつくっている様子が、どうもヘンだ・・・というところから、本書を構想したようだ。
パワーポイントは、確かに企画のプレゼンなどで強力である。最近は、動画や音声なども対応するし、アドオンで会話形式のアバターを登場させることだってできる。何かのフェアとかショーでのプレゼンでは圧倒的なパワーがある。
が、しかし。だからといってパワポでいきなり企画書を作ろうとすると、カベにぶち当たって、しばし画面とにらめっこ・・・ということもまま起きる。
著者は、パワポは、企画書をまとめてプレゼンするのはいいが、考えるときにつかうものではない・・という。うん、これは賛成だ!
僕も企画をまとめたりするときは、マインドマップで考えることが多い。パワポは、基本的にシリアルに思考を繋いでいくことになるから、構想がすでにある状態で使うのがいい。(アウトラインモードでやるのもいいね)
パワポ使いが陥る6つのわなは、
1:パワポで、企画所を書きながら、企画そのものを考える
2:全体像を考える前に、ディテールに目を向けてしまう
3:いつもの企画書を使いまわす
4:パワポの機能の域を出ないであきらめてしまう
5:カト&ペーストで企画の流れを見失う
6:演出に懲りすぎて企画の本質を忘れる
他山の石として、注意しよ・・・っと。
構想を練る、企画をまとめる・・そんなときに使えるツールは何がいいのか、ふだん使っているものを考えてみよう。
著者はワードがよいというが、僕はワードはちょっと好きくない。
3年ぐらい仕事をやっていると、慣れてくる。その後、どうするかで、すごい!ビジネスマンになるか、ふつーのビジネスマンで終わるかが決まる。
違う視点で眺めてみたら、面白いものが見えてくるかも。そうすると、本が書けたりする。あとはMosoで頑張ろう。
★★★☆+企画・書
・企画を書く仕事の方
・企画するのがすきな方
・企画を進化させたい方