Moso、大爆発です。
会社に行くとデスクがあり、定番のPCがあり、味気ない会議室があり、そして、私達はそれをまったく「当然」のことと思って毎日仕事に励む。
与えられたスペースを受け入れている。それでいいのだろうか?
本書は、当然と思っていたワークスペースの常識に、ものすごい刺激ックスを入れてくれる楽しい本だ。
ワークデザイン。これは働く環境のデザインという意味。ツール、スペース、スタイルなどが交じり合う時空だ。ここにちょっとした刺激やゆらぎを与えると仕事がものすごく創造的になるかもしれない。
本書には、場所のスケールの順(個人→チーム→会社)に、とてもMoso的なアイデアが紹介されている。デザインスケッチをみると「わぁー。これいい。なんとかできないかなぁー」なんてのがいっぱい。たとえば・・・
ネタ入れテーブル:
ふとした瞬間に発見や思いつきが生まれる。それをメモにしてガチャガガチ ャのボールに入れ、ネタいれテーブルに放り込んでおく。煮詰まった会議の ときにふととりだして、起爆剤にする。
ホワイトボード・トイレ
ふとしたアイデアの浮かぶ場所。代表選手はトイレ。トイレの壁をホワイト ボードにして、なんでも落書きできるようにする。学生のころくだらない落 書きを書かれた方も多いかも。しかし、これをもっとプラスに使えばいいか も。うーん、楽しそうだ。
カタツムリ・シェル
人が入れるくらいのカタツムリ型の仕事空間があって、そこで仕事をする。 プロジェクトによってにょこにょこっと集まったり、向き合って会議ができ たり。(じつはこれににた実物がある。→まちみらい千代田のオフィスに)
もっともっと、仕事場は創造空間でMoso的な空間であるべきだ!
冒頭に素敵なメッセージ写真がある。
二時間を越えたらもはや会議とはいえない。
自己流は「素人」、自分流は「達人」
ネットの中にも気配を感じる。
気配を感じて仕事をする。
なんか、仕事って実はめちゃ楽しいかも・・・よ。
本書は、K社の○上さんからご紹介いただいた。電車の中でひらいで、思わず脳みそがそっくりかえりそうになった。刺激的!
Mosoがバシバシうかびそうなすごい内容に心が躍る。
仕事場でも自宅の書斎でも(って、そんな場所はないか:汗)、場所の雰囲気というのは創造空間として大事にしたい。デザイナーやクリエイターの方はそういうのにこだわりを持っている人も多い。
一般のビジネスパーソンだってそうありたい。
ユニークなしかけを会社の中につくる想像(Moso)を考えてみよう。できたらみんなでお昼に話してみるのもいい。で、許可などを考える前に試してみる。怒られたらゴメンナサイですむ。
あー、会社空間が楽しくなってきた。
★★★★★+働き方のデザイン
・オフィス環境を変えたいと考えてる方
・斬新なオフィスに興味ある方
・想像と愉快に溢れたオフィスにしたい方