頻度と間隔が決め手。
メールマガジン「決め手はボキャブラリー!豊かな語彙を身につける方法」を購読している方も多いはず。本書は、このメルマガを母体にしてできた英単語の本、第二弾である。
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言いたいことが分っているのに、どういえばいいのか、単語はどれがいいのかなど迷うとき、僕たちはとってもフラストレーションを感じる。著者の片岡さんは、その原因をこう分析する。
ひとつは、英単語と日本語訳はセットになっていてもそのニュアンスを感じていないため。もう一つの理由は、アウトプットの実例が乏しいため。
本書はそうした人に、なるほど!と感じられるニュアンスの違いや、楽しい例文を提供する。一週間に5つの単語、たとえば examine とその仲間たちということで
examine, study, investigate, inspect, inquire
が1日ひとつ、今日の単語として解説される。
これが、毎日つながりがあって実に楽しい。
30週あり、examine, answer, requrest, click, refuse, surprise, ・・・
practical と続く。
ちょっと上級をめざして、この本を手にしてみよう。
ボキャブラリーを効果的にアップする方法が紹介されている。
自分の興味ある分野から攻める
目に耳を連動させる
類義語辞典(Thesaurus)を活用する
段階的間隔想起法を使う
というもの。詳しくは本書を読んでいただくとして、最後の段階的間隔想起法というのがすばらしい。思い出す頻度を高く、間隔を徐々に広げていく工夫をポストイットで行うものだ。
何かの単語をポストイットに書きとめ、それを5分後、15分後、30分後、1日後、1週間後にめにつくように工夫する。なんか、こういうのを他の分野でもやってみたら面白そうだね。
★★★★★+ちょっと上級
・英単語を増やしたいと考えてる方
・ボキャブラリーに興味ある方
・英語の力をアップしたい方