2006年07月04日

もっと儲かる全国手書きチラシ実例集 ~ 出村邦彦 + ファンタジー営業部


   手書きっていいね!

書籍情報

もっと儲かる全国手書きチラシ実例集
出村 邦彦
ハギジン出版 (2006/04/13)


本のひらめき

先日「もったいない」をキャッチフレーズに知事に当選された方がいた(滋賀県)。 そう、よのなかには「もったいない」ことがいっぱいある。

毎日、新聞にはいってくるチラシもそうだ。街角で配られるチラシ、セミナーやコンサートで配布されるチラシ・・・いろんなチラシがあるけれど、多くは見向きもされずゴミ箱行きになる。ぃひゃ、もったいない・・。

本書は、手書きチラシの成功事例集である。初めから終わりまで手書きチラシの実例オンパレード。しかも、それらは効果上々のすぐれものばかり。

チラシは広告代理店が作るもの。きれいに仕上げないと売れない。・・といった思い込みが結構ある。固定観念というやつだ。しかし、実は本書に紹介されたような手書きで思いをつづったものが意外と効果を発揮するらしい。

お国言葉や、店主の写真もいい。顔が見え、思いが伝わるチラシは、もう見ただけで楽しくなる。地元密着。あーあそこの店の店主さん、そうだったんだぁ・・みたいな親近感を生み出せるかどうか・・・そこに手書きチラシの工夫がある。もちろん、手書きすればいいというものではなく、気持ちや心が伝わる工夫がいるのだ。本書では、そんなコツも指南する。

本書の中で、ジ~ンときたチラシがある。平田薬局のミューちゃん便りという作品。(そう、チラシは作品なんだよね)

  当店では先日悲しいでき事がありました。
  皆さんにかわいがっていただいたミューが店の前の道路を横断中に
  車にはねられ亡くなりました。
  ・・・今は高原町の夢眠の里で眠っています。
  本当に長い間かわいがっていただき、ミューは幸福だったと思います。
  店の入り口にデブのミューがねそべっていると小学生の子供たちが必ず
  なでて登校していました。
  足元が寂しくなりましたが、ミューはいつものようにお店のいすに
  寝そべって皆さまの来店をお待ちしていると思います。・・・

というお店のデキゴトをニュース風に書いたもの。なんだか、用事がなくてもいきたくなってしまう。

心が伝わる暖かいタッチ、手書きのよさをもう一度見直してみよう。

なお、本書の前に出された第一弾「儲かる手書きチラシ作成術」もおすすめ!。
 http://tinyurl.com/f43zy
 

僕の思いつき

そういえば、ジェイカレッジのチラシ。以前は手書きで書いていた。けっこう気合が入って自分ながら気に入っていた。最近は、ちょっとおさぼりで、PCを使って作成している。ひな型をひとつ作れば後が楽だから・・・。でも、なんだか味気なくなっていたかも。

よーし、また手書きに戻ってみるかな~。



オススメ度

★★★★+手書きの味

読んで欲しい方

・チラシを配りたいと考えてる方
・手書きチラシの効果に興味ある方
・お店をもっとアピールしたい方

Posted by webook at 2006年07月04日 10:07 | TrackBack