2006年07月07日

ご冗談でしょう、ファインマンさん 下 ~ R.P.ファインマン + 木村政雄さんに質

日本は素敵だ・・・

書籍情報

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉
リチャード P. ファインマン Richard P. Feynman 大貫 昌子
岩波書店 (2000/01)
売り上げランキング: 6,051


本のひらめき

きのうに続いて、ファインマンさんのエッセイ。下巻。プリンストン時代のエピソードにはじまり、日本へきて旅館に泊まったときの模様や、ノーベル賞受賞にまつわる話など、もりだくだん。

大学時代、ともだちと暗算の妙技を競った話などが面白い。たとえば
 
 eの0.33乗はいくつか?

なんてのを、わけなく暗算で答えてしまう。(答えは27.1126)

そろばんの達人との競争では、1729.03の三乗根を、暗算で出したりする。本書では、どうやって出したか、そのしかけを解説している。詳細をわからなくてもとても興味深いものがある。

また、日本訪問のとき、もっと文化に触れたいということでホテルから旅館に移動。そこで何を感じたかを語っている。日本人があたりまえで忘れかけていた風情や文化をガイジンの目を通じて語っている。旅館のお風呂では、偶然湯川博士とばったり出会うシーンもある。

あらゆることに興味を示し、好奇心いっぱいに生きたファインマン。そんなわくわくライフが刺激的だ。


僕の思いつき

好奇心。だんだん知識がふえてくると、相対的に減ってしまう傾向にある。

好奇心。いつまでも子どものような心根で、ものごとを見る目をもっていたいもの。

好奇心。これきっと若さの秘訣だね。

更に、にいたずら心があれば、アンチエイジングなんて不要になるかも。笑。

さて、きょうはどんな面白いことがあるだろうか・・・楽しみ楽しみ。



オススメ度

★★★★☆+好奇心の塊

読んで欲しい方

・好奇心を呼び戻したい方
・知らないことに常に興味がわく方
・イタズラだいすきという方

Posted by webook at 2006年07月07日 09:58 | TrackBack