見波利幸 + いよいよ決勝
癒し系って言われたら自慢しよう
渥美清主演、「男はつらいよ」に登場する妹さくら。さくらは、寅さんがつらい思いをしているとき、いつもそっと寄り添ってあげる。寅さんの話にじっと耳を傾け、批判したり叱責したりしない。そして激励もしない。ただじっと、話を聴いている。
このただじっと話を聴く・・・というのが実は、なかなか難しい。なぜなら、それが結構自分に都合悪いことがあったりするからだ。時間がない、自分が非難されている、まどろっこしい、早く解決策を言ってあげたい・・・などなど聴く人にはかなりの自己抑制が必要である。
先日の林恭弘さんは、聴くこと=受容すること、だとおっしゃっていた。
本書は、カウンセリングのエッセンスを分かりやすく解説した本である。
ここで求めているのは「癒し系のリーダー」である。
人は自己成長力と自己実現傾向を持っているという人間観を持ち、
業績とメンタルヘルスは企業成長の両輪という認識を持つ、
リーダーである。
必要なスキルとして「傾聴法」と「アサーション」が紹介されている。傾聴は読んで字のごとく心を開き相手に寄り添って聴くことだ。できそうで、なかなかできない。アサーションは、自己信頼、自己愛、自己主張・・といったもの。聴くスキルと伝えるスキルである。
癒し系・・・って言われることに特別な意味をもたせよう。
8月31日は、メンタル協会の林恭弘さんにジェイカレッジに来ていただくことになっている。
林さんの本とか、今日の本とかを読んで参加していただければうれしい。
コーチング、メンタルヘルス・・・いとんなものが、波のようにやってきた。一瞬遅からず、一瞬早からず。時とはそういうものなんでしょう。
★★★★☆+癒し系
・職場を明るくしたいと考えてる方
・メンタルヘスルに興味ある方
・よい上司になりたい方