2006年07月11日

老舗に学ぶ個業繁栄の法則

田中真澄 + KITセミナー満席御礼
   老舗って実は革新の連続だったんだ・・・

書籍情報


本のひらめき

サラリーマンから個人で独立して活動する人を「個業家」と著者は呼んでいる。田中さん自身も「個業家」の一人。そして、よのなかにたくさんいるその人たちを取材し気付いたことがあるという。

それは、「個業家として成功する法則は、実は、老舗の商法に共通するものがある」ということだ。

和菓子の虎屋が登場する。虎屋は室町時代から480年も続いている老舗。現在、17台当主の黒川光弘氏の言葉が印象的。

 古い伝統のみを大切に守っている企業と思われがちですが、それはあくまで 虎屋の一 面でしかありません。・・・伝統とは革新の連続であるという信念 のもと日々努力し ・・・・

「絶えざる自己革新」と「絶えざる基本徹底」が大切だという。

うーむ、いまうちに必要なのはこれか!と思わせてくれたフレーズだ。

老舗企業の家訓には、時代の変化に左右されない大切な要素がある。

 勤勉、正直、倹約、忍耐、知足と分限

これらの商売繁盛の基本を生かしてサラリーマンからオーナー成功者になった人が紹介されている。

 学習塾経営の西口正さん
 自動排泄物処理装置を開発した尾形光啓さん

など5人が紹介されている。

長い年月を生き抜いてきた老舗・・って、奥が深い。


僕の思いつき

近くに老舗のお店や会社があったら、ちょっと訪問してみよう。
御社の経営理念とか掟のようなものは何ですか?

興味ある個業家の人がいたら会いに行って聴いてみよう。
あなたの大切にしていることは何ですか?

って。



オススメ度

★★★★+老舗のヒミツ

読んで欲しい方

・独立したいと考えてる方
・老舗企業に興味ある方
・自分のいる会社を元気にしたい方

Posted by webook at 2006年07月11日 09:51 | TrackBack