2006年07月12日

会計のトリセツ

望月実 + ジェイカレッジ・ブログ!
   ストーリーで学ぶ・・・

書籍情報

数字がダメな人用 会計のトリセツ [取扱説明書]
望月 実
日本実業出版社 (2006/07/06)


本のひらめき

簿記、経理、会計の世界って、なんでこうも分かり難く出来ているんだろう。汗;
はじめに作った人は、頭よすぎたんだろうねぇ。左脳ばかり発達してたかも・・・なんちゃってボヤきたくもなる。

もっと感覚的にわかりやすい会計の世界はぜったいに「ある」と思うこのごろ。いつか、現状の会計システムを超えるものをつくってやる・・・なんてMosoを走らせている僕である。

とはえい、現実世界は、会計のしくみをしっかり知らないとやっていけない。だからガマンして勉強しよう・・・。でもどうせなら、できるだけわかりやすく楽しいほうがいい。

で、登場するのが今日の本。

ただ単に仕分けがどうの、財務諸表がどうだのと知識を増やしても面白くない。そこで、本書は、物語という味付けをしている。ある物販ベンチャーの成長物語にそって、会計ってこういうときに生きて来るんだぁ・・・みたいなのを実感できる。

起業家の中尾君が会社を興し、ビジネスを行っていく流れにそって、会計の全体像がわかるしくみだ。簿記、仕分、経理、決算・・・一連の全体像がわかる。

仕分。これが簿記のもっとも基礎的な部分。これが起業物語の場面にそって「具体的に」トリセツ(解説)されているのがいい。

天野さん、山田さん、田中さんとエンタティナー会計士御三家には大変おせわになってきたが、また楽しいスターの登場である。おすすめ!


僕の思いつき

貸方、借方・・・に始って、会計の世界は、まったくもってひどい仕組みになっている。笑 ようは分かりにくい。そもそも仕分って、もともとが感覚的にわかるようにできていないと、僕は個人的に思う。

そういえば江戸時代の大福帳は、どんな表記をしてたんだろう・・・にわかに会計の歴史も勉強したくなったなぁ。そうだ、海外もついでに。

僕のMoso。 
いつか、きっと今よりも優れた、かつ感覚的にわかりやすい会計システムをつくるのだ。「超かんたん、誰でもできるMinax会計」なんてソフトもできたらいいな。リナックスみたいな環境でできると更に面白い。うは・・。Moso世界にワープしそぅ・・・。笑 まだまだ勉強しなくっちゃ。



オススメ度

★★★★☆+トリセツ物語

読んで欲しい方

・会計のことを勉強したいと考えてる方
・会計に興味ある方
・経理部門に配属になった方

Posted by webook at 2006年07月12日 09:53 | TrackBack