絆・・・これって家族だけのものじゃなかったんだ。
「客は集めるな」「リピート率90%では会社は潰れる」こんな言葉に、あれれ?と思う人は多い。僕もなんだかヘンに思った。そして本書を読み進め、そのワケが分るにつれ、なるほと!と納得。
そして、お客様とスタッフ、経営者とスタッフ、お客様と経営者、これら3つの間のきずながどれだけ素晴しい結果をもたらすかに気づく。
商売繁盛のコツとして、集客、DMのうちかた、メルマガやブログの利用などハウツウもの本が多い中で、本書は、商売の深層部分を掘り下げた素晴しい内容が書かれている。
それは仕事のハウツウを超えた「仕事の思想」である。
お客様とスタッフのきずなを深める「目的」「成長」・・
スタッフと経営者のきずなを深める「感謝」「ねぎらい」「傾聴」・・
お客様と経営者のきずなを深める「手紙」「細部」「母の日プレゼント」・
マーケティングのハウツウと捉えるか、仕事の思想と捉えるかで、読む人の心に誘起されるものが違う。
ぜひ、仕事の思想を呼び覚ますヒントにしたい本である。
「ありがとう」の言葉を著者に贈りたい一冊。
ちなみに中山さんのメルマガはこちら:
http://blog.mag2.com/m/log/0000159627/
著者は、父親からテニスクラブを引きつき、テニススクールを経営している。そこで経験した苦いこと、そして感動すること・・・さまざまなものから、本書は生まれた。3つのきずなを大切にしている様子が、紹介されている。
会員のお客様に毎月配っている会報に「オーナー日記」があり、そこに著者のきずなを大切にする思いが書かれている。アンパンマンの話。小学校の運動会での話。心引かれるエピソードは絆をたぐりよせる。
実は僕、毎週テニススクールに通っている。そこに、池田さんという素晴しいコーチがいる。真っ黒に日焼けした彼は、どのクラスでも全力で対応してくれる。大きな声で、クラスメンバーの名前を一人一人呼びながら、ずっと声をかけつづける。動きも手を抜かない。そんな彼を毎週みるたび、テニスを習う以上の素敵なものを頂いていると思っている。
先日ついにガマンできなくなり(笑)、オーナーにそんなグッドコメントの手紙を書いてみた。
このテニススクールは、まだまだすごいスクールになれる可能性に満ちている。今日の本を読んで、いろんあMosoがむくむくと湧きあがってきた!
★★★★★+3つのきづな
・きずなを感じて仕事をしたい方
・お客様に感動してもらえる喜びをめざしたい方
・仲間も自分も元気にしたい方