こんなはずじゃなかった!?
サラリーマンを長らく続けてきて、あるとき「自分の人生はこんなはずじゃなかった」という人は結構いるという。それもハタからみればずいぶん厚遇されているような方でもである・・・。
エリートサラリーマンは、ひょっとしたら俺も役員に・・という将来希望が見えると、ついついいろんなものに巻かれ、決断を先延ばしにしがち。そしてあるとき長年夢見てきたものが手に入らないと悟ったとき「あれ?」って思ってガクゼンとなる。
本書は、堀さんのもとによせられた相談(転職など)なども交えながら、日本の会社における働き方分析とこれから求められる人材のあり方を書いた本である。
日本のカイシャの生業を紹介したところは、ちょっと前までの歴史ものとしても面白い。
日本は官も民も「課長補佐社会」という揶揄は、一面の真実を捉えている。許認可しかり、問題解決の立案しかり。現場に近いところにいる課長補佐殿が実権を握り、その上の人は下から上がってくるレポートに適当に指示とハンコをつくという構図。たしかに大きな組織になると、それが常識的になることが多い。この構図も将来は、「あんなアホな時代もあった」・・になるだろう。
将来は、一億円プレーヤーも普通になる時代がくるかもしれない。そのときにどんな人材が望まれるか。その基本条件がある。
何か一芸に秀でている。(大前提)
強烈な目的意識を持っている
常に原因自分論で生きている
絶対に諦めない
表現力が身についている
信用がある
真の仲間がいる
なかなか刺激的な内容がある本だ。
長い時間がたってから、ハタと気づく。そのときはもう取り返しがつかない後悔の念がいっしょについてくる。そんなことはしたくない。
長い先のビジョンや夢を持つ。Mosoといわれるくらいでもいい。聴いた人が、あーそれって素敵だね!といってくれるようなものがいい。エゴや欲がみえかくれするものはMoso以前。誰かの役にたてるのがいいねー。
そして、今を生ききる。今日が最後の日だと思って相手に接する。最高のサービスを提供する。こんな生き方がしてみたい。
夢にむかってコツコツ。
そこから生まれるものは、かなりすごいものになる。3人目のレンガ積みの男のように。
コツコツやりはじめた人に応援のエールを贈りたい。きょうは、ホスピタリティの池本先生にエールを送っときましょう。フレーフレー (^.^)/~
★★★★☆+あいつが欲しい
・会社を辞めたいと考えてる方
・自立型ビジネスマンに興味ある方
・自分らしい生き方をしたい方