2006年08月03日

10歳から起業すると決めていた ~ 鶴岡秀子 + ボクシング

誰からだって学ぶことができます・・・

書籍情報


本のひらめき

鶴ちゃん。大好きなそして尊敬するアントレプレナーのお一人。ジェイカレッジにもきていただいた。

鶴ちゃんと出会うきっかけになったのは、「感動タクシー」のエピソードだった。鶴ちゃんのメンターでもある福島正伸さんのお話である。
都内で会食したとき、本書のタイトルにもあるように「私、10歳のときから起業しようと思ってたのよ」とお話を伺って驚いてしまった! うそっ!うひゃ!みたいな感じで。

本書には、なぜそんな小さいころから起業の思いがあったのかや社会に出てからの仕事への取り組みや起業物語などが語られている。鶴ちゃんの講演を聞いているような親しみのある語り口がとってもいい。

起業とかアントレプレナーシップに限らず、働くとは何か?、仕事ってどういうことなの?といった深いところの気付きをもらえる素敵な本だ。

 人と違うことを始める勇気をもつこと。

 すべては自分が選んだこと。よい結果も悪い結果も。

 苦手意識ではなく、未熟意識をもちなさい。

 夢だから実現しないのではなく、夢しか実現しないのです。

 夢は人に話すと大きくなる。(福島さんの言葉)

 ビジネスというのは究極は人間関係作り。その原則は「自分から始める」こと。

 会う人全てを先生と思いなさい。(子どもの頃からの教え)

などなど、ぼくはいっぱい素敵な言葉をいただいた。

アパレル系に就職(そこで記録的な売上で売れっ子に)、外資系コンサル(ここでも売れっ子)、IT系のコンサル会社創業、伝説のホテル事業の起業・・・と次々と夢を実現している鶴ちゃん。いつ会ってもほんとに楽しそう。
 
素晴らしい気付きと元気がもらえる素敵な本! すんごくオススメ!

(ちなみに、しんちゃんのMosoの話をちょこっと書いていただいている。
 ビックリだけど素直にうれしいにゃ~)


僕の思いつき

鶴ちゃんの親は、とっても腹が座っている。大学進学を前にした3者面談でのお母さんの言葉が端的。いくら付属高校といってもいまのお嬢さんの状態では大学にはいけませんよ・・・という先生に対し、お母さんはこう言った。

 「先生、大学大学とおっしゃいますけどね、そんなにおっしゃるなら結構です。
  うちで大学作りますから。」

うち(我が家)で大学つくっちゃう!なんて言えるお母さん、すごいよね。

またお父さんが楽しそうに仕事をする姿からも、いろんな学びがあったという。

「制約に縛られる発想」から無縁で成長することができた・・・という鶴ちゃん。この親にしてこの子あり・・である。

子を持つ親として、なんだかたくさんの気付きがあるなぁ。

福島さんも言っていた。家に帰って「いやー、今日もサイコウに楽しい仕事だった。明日までガマンできないから、またいってこよ」なんて言えるくらいがいいねと。

ワクワクして仕事をしている親(あるいは先輩)をみて育つというのは何より素晴らしい教育の機会。

そういうお父さんでいよっと・・・。

それから、鶴ちゃんみたいに自分を、自分の仕事を、語れる人にもなろっと・・・。

うん、また鶴ちゃんセミナーを企画しよう。



オススメ度

★★★★★+夢しか実現しない

読んで欲しい方

・ビジネスを始めたいと考えてる方
・アントレプレナーに興味ある方
・世の中を元気にしたい方

Posted by webook at 2006年08月03日 20:15 | TrackBack