発明をなぞる・・・
この本は、夏休みの課題図書(千葉県?)。
本書は、ライト兄弟が飛行機をつくるときどんな工夫をしたのか、どんな発見をしたのか・・・そういう創造と発見の過程を、紙飛行機を折り、飛ばし、調整しながら学ぼう・・という本である。小学生向けの科学読本。
ウィルバーとオービルの二人は実はライト家の3男と4男。下の妹キャサリンは、早くに亡くなった母親がわりにあれこれ二人の世話をしたという。
ライト兄弟の住んでいた町は、オハイオ州、デイトン。タウン誌の印刷発行をした後、自転車屋を開業する。販売と修理がメインだったが、のちには自転車を製作もしていたという。そしてその後飛行機を作ることになる。
本書では、歴史的な写真などといっしょにライト兄弟の足跡をたどる。揚力や、操舵などについて紙飛行機をつくって体験しながら、ライト兄弟が何を考えたかがたどれるのが楽しい。
大人も楽しめる本である。夏休みにぜひ!
自転車でも扇風機でも、ゼロから作ろうとすると結構たいへんである。夏休みの宿題で、子どもといっしょにこういうのを作ろうなどと思うと、これは大変なことになる。
普段、なにげなく使っている道具を、自分でゼロからつくろうと考えてみるのもたまにはいい。
自転車って、けっこうゲイジュツ的な構造してるよね!
★★★★+世界の日本人
・飛行機を作りたい方
・歴史がすきな方
・なんでも自分でやってみたい方