宇宙に生きている私たち・・
この本は、元JAXA職員で、現在大阪府立住吉高校の教諭である中川人司さんの作品。いろんな宇宙に関することがわかりやすく書かれている。
その中で、ジュール・ベルヌやH・G・ウエルズの話が登場する。
ロケット、潜水艦、コンピュータも今から100年以上前に、彼らが空想したもので、それがいま現実化しているという。アーサー・C・クラークが1979年に書いたSFに「軌道エレベーター」というのがあるそうだ。こういうのもいつか実現するかもね。
宇宙というのは、宇という「すべての空間」と、宙という「古往今来、すべての時間」という文字から成っている。時間という不思議な軸があるのが宇宙だ。北極星は、地球から約430光年離れているという。いま見ている北極星の光は、安土桃山時代に発せられた光だという。ぉお~。
こんな宇宙のエピソードが優しく書かれている。
ほかに、宇宙のゴミ、星の数、空が青いわけ、宇宙ステーションを見よう・・など楽しい授業が44話。
ちなみに宇宙授業とは、こんな感じ: http://www.universe-t.com/
ちなみに本書は、100冊倶楽部の第二回Moso会議で「いーわんさん」が紹介してくださった本である。宇宙の中で、あの場面がなければ出会わなかったかもしれない一冊。これも宇宙の不思議ないとなみの帰結・・・。
http://ten-thousand.at.webry.info/200608/article_10.html
現在、宇宙の年齢は137億歳だという。
太陽は46億歳。太陽の寿命は109億歳あるらしく、あと63億年ほど輝いてくれるようだ。こんな時間の流れの中で私たちは一瞬の生を生きている。
宇宙のことを考えると、なんだかおおらかな気持ちになれる。
っていうことで、僕たちも宇宙人らしく生きよう!
★★★★+宇宙の意味
・宇宙旅行をしたい方
・宇宙を考えるのがすきな方
・時間軸を感じたい方