やさぐれ・・ってなんだ? ぱんだ?
一年ほどまえこの本の第一弾がでた。「やさぐれぱんだ」。少年とぱんだがおかしな掛け合いをするマンガである。クスリと笑えるところがなんともいい。
今回一番笑えたのは:
少年(山賊)とぱんだが、こんな会話をする。
少年が、ぱんだに昔話を語る。むかしむかし、おじいさんとおばあさんが・
それをじっと聞くぱんだの頭の中にうかんだ映像が、絵になって展開する。
少年の語る昔話と、ぱんだの聞いて想像している内容がまったく違った内容
展開し、その対比がめちゃ面白い。
そのほか、省エネで、ぱんだの絵の黒色の部分がだんだんなくなっていくもの、ヒッチハイクのカードを差し出しているぱんだと少年の横を新幹線が通りすぎていくもの・・・など、楽しい構図がたくさん。
暑い夏の終わりに、暑気払いの一こまをどうぞ。
ちなみに著者のサイトはここ: http://szug.biz/
人間と動物に何かを語らせる・・という方法は楽しい。この本は、ぱんだと少年だけど、なんか別の対象で考えてもいいね。
会議のときなんかに、マンガを描いて、語らせてもいいかも。それを議事録にして出したら・・・うーん、まず降格間違いなし。笑
なかには、バカうけして重用してくれる上司がいるかも。運しだいか。
本書のあとがきに著者(山賊さん)が、第二弾を出版するにあたって感想を書いている。
「やればできる」とか言うのは結構無責任な言葉だと思って人生を過ごし てきましたが、実感してしまいました。やればできました。いやまったく すごい。
という箇所が印象深い。そう、やればできちゃうんだなぁ、よのなか。
やさぐれぱんださんに、ちょっと元気をもらった。
また、2007年春には、このマンガは、映像化されるとか。うーむ、ふたたび「やればできました」にお目にかかれそうだ。
★★★☆+やればできました。
・ちょっと気分転換したい方
・やさぐれぱんだに興味ある方
・自分を元気にしたい方